Blood hunter

□4drop
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家だった瓦礫の中心には大蛇の姿は無く、何故か成人男性が一人突っ立っていた。その手には何処にそんな力があるのか、巨大な鞭が握られていた。…あの鞭、大蛇とかなり雰囲気が似ている様な…。それにあの男性、生気を感じない。どうなっているんだ?


ダンテ「チッ…面倒くせぇ事になりそうだ。」


バージル「貴様がサボっているからだろう、愚弟が。」


『取り敢えずさっきよりはマズイ状態になっている…と。』


冷静に分析していると男は鞭を振るうと、鞭の先端にある蛇の頭がガパリと口を開き、涎なのか毒なのか酸なのか分からない液体を垂らしながら此方に迫って来た。素早く避けるとさっきのホースと違い、意思がある様に鞭は裂け、それぞれが私達を襲って来た。
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