III

□10欠片
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先頭車両に着くとそこにはプラズマ団が何故か一人しか居なかった。男は私を見るなり舌打ちしてボールに手を掛けた。それを見たリオとサドーは目を鋭くし、前に出た。ピリピリと二人から痛いほどの緊張感が伝わった。


Pz「いけ!ボスゴドラ‼ジャローダ‼」


出てきたのは大蛇の様なポケモンと鎧の様な物を身に纏った巨大なポケモンだった。此処のトレインでなければ出て来れなさそうな位のデカさだ。


Pz「ジャローダはサンドパンにリーフブレード!ボスゴドラはルカリオに大文字だ‼」


《サドー、穴を掘るで避けてボスゴドラに攻撃‼リオはジャンプして避けてそのまま飛び膝蹴り!》


サドーは穴を掘ってジャローダの攻撃を避け、ジャローダのリーフブレードを避け、大文字を放って無防備になったボスゴドラに攻撃する。リオは高くジャンプし、大文字を避け、そのまま勢いを付け、ボスゴドラに飛び膝蹴りを喰らわせた。効果抜群の技を二回も受け、ようやくボスゴドラは倒れた。見た目に反しない頑丈さだ。


Pz「はっ!甘いな‼今だ、マニューラ‼」


リオ『!マスター⁈』


背後に気配がしたと感じると同時に喉元に鋭い爪が突き付けられていた。爪が若干喉元に食い込み、タラリと生温かい血が伝うのを感じた。…くそ、肩の怪我も治ってないのに。
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