*【現パロ】愉快な仲間と吹奏楽*
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AM9:00
「出席とるぜ!」
「「!!!」」
いつも通りの部活…のはずだった。
部長・山南のいつもの「出席とります」が今日は違った。
しかも―
「今日の合奏は10時からです。しっかり個人練してきてください」
副部長・土方のいつもの喝が何故か丁寧な口調で、しまるものもしまらない…
そんな始まりだった。
異変。
*同刻
「原田先輩、なんか今日の山南先輩、土方先輩、変じゃないっすか」
不知火は隠し事をしないであろう、原田に聞くが―
「あぁん?別にどうだっていいだろ」
何故か睨まれた。
*AM9:50
「そろそろ、移動するか…」
そう言って斎藤はパート部屋を出る。
「……?先輩がこない…?」
いつもなら「はじめくーん♪」と本当に音符が飛んできそうなくらいの
はじけた声が聞こえるのだが。
「いや、そういう日もあるだろう」
とりあえず、そう結論付けたが…
*AM10:00・音楽室
「よお、風間。オーボエ振り回すなよ」
土方が言いながら風間の額をぺち、と軽くたたく。
「心配無用だよ、土方くん」
それを笑顔で返す風間。
そして、
「うっ、うっ。俺なんて、トライアングルがお似合いなんだ。なんで今までティンパ二なんて…」
あの永倉が泣く。
後輩たちは悪寒がした。
「普段なら絶対怒るよ、風間先輩…」
「一体何が…
何が起きてるんだ…」