うたプリで家族パロ・学パロ

□我慢しないで甘えなよ
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※会話文のみ



「真斗」
「どうした、レン」
「あのさ、」
「…っげほっ、げほっごほっ、げほっげほっ」
「!?音夏、大丈夫か!?」
「っげほ、だ、い丈夫」
「喘息なんてここのところ出ていなかったのにな…」
「本当に、…大丈夫だって、げほっ」
「そうか?音夏がそういうのなら…」
「もう、母さん心配しすぎだってば。それより、喘息鎮めるために飲むシソ酒のビンどこー?」
「冷蔵庫の扉の上から三段目だ…って音夏!そっちは大人用だ!お前のはその隣の、酒ではなく蜂蜜で漬けたやつだぞ」
「はーい」
「しばらくは安静にしていろ」
「うん…兄さんごめんね。母さんに話したいことがあったんでしょ?」
「そういえば何だったんだ?」
「…いや、いいよ2人とも」



「ダディ」
「レン?どうしたんですか?」
「まあ、ちょっと…」
「たっだいまー!!」
「おかえり、音也…っ!?」
「お帰りなさい、音也…って音也!その膝の傷はどうしたんです!?」
「サッカーしてたらちょっとコケちゃって…」
「それのどこがちょっとなんですか!!全く、あなたはすぐ怪我をするのだから、消毒液と絆創膏は持ち歩きなさいといつも言っているでしょう」
「え〜。そんなの女の子みたいじゃん」
「えー、じゃないでしょう。傷が悪化したらどうするんです。消毒は早いにこしたことはありませんよ」
「…うん。わかった。でも俺さ、トキヤに消毒してもらうの好きなんだ〜」
「はあ…あなたはいつまで親に甘えるんですか。ほら、終わりましたよ」
「ありがと!そいえばトキヤ、レンと話してたんじゃなかった?」
「そうですよ。あなたがこんな怪我をして帰ってくるから中断してしまいましたが…すみません、レン。話の続きを」
「…ああ、くだらないことだから」
「…そうですか」
「…オレの部屋に行ってくるよ。夕飯できたら呼んでくれるかい?」
「わかりました」



バタンっ!



「っ!?レン、どうかしたの?」
「あのようにドアを乱暴に閉めるとは、レンらしくないな」
「夕飯の時間まで、あと3時間程ありますし…。普段のレンなら、夕飯の時間には呼ばなくてもキッチンに来ますよね」
「兄さん大丈夫かな…」
「音夏が心配することではないだろう」
「うん…」
「レンがああいった態度をとる時は1人でいたい時だからな」
「うん…」


(それはわかってるんだけど…)
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