番外編


□芙蓉桜夜×夢主
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※全てデフォルト名です
(インタビューの対談的ノリ)



晶「芙蓉さん、はじめまして。柊晶です」


芙「芙蓉桜夜だ。まぁ、よろしく」


晶「女子同士ですから、地声でいいです…かね?」


芙「いいんじゃね?俺は地声も低いから気にしないで」


晶「はい!じゃあ、地声で!!んんっ、あーあー。よし!……地声はあまり出さないので、なんか違和感がありますよね。」


芙「そうか?」


晶「はい。…あっ!ボク思ったんですけど、芙蓉さんって美人ですよね。」


芙「…美人…?やめてくれ、女扱いされんのは好きじゃないんだよ。…てか、美人は“土方さん”だろ?」


晶「あー…。確かにそうですよね〜。土方さんは“美”の一言につきますよね!!女子として羨ましい限りです。あと、髪もキレイだし!」


芙「だな。…てか、晶ちゃんも十分可愛いし、髪もきれいだと思うよ?俺は」



芙蓉が晶の頭を撫でる



晶「そ、そそそそそそんなことないです!!ボきゅっ、ボク、おおおんなの子あちゅ、あつかいとか馴れてないんで、その、あの、…正直恥ずかしいです…」



晶の顔が真っ赤になっている



芙「恥ずかしがってる顔も可愛いとか言ったら、怒る?」


晶「怒ります!怒っちゃいます!!ほ、本当に怒りますからね!!」


芙「ふーん…。じゃあ、怒らせてみようかな…?」



芙蓉は未だ真っ赤な顔をしている晶に顔を近づける。



晶「ち…近いですっ!」



晶は顔を背けて、顔が隠れるように芙蓉の前に手をかざす。



芙「…ん?近いのが、イケないことか…?」


晶「う…、いや、いけなくはないですけど……。芙蓉さん、顔立ちがすごく良いので恥ずかしいんです……。」


芙「そりゃどうも。……というか、あんまり可愛いこと言ってると、手ェだすよ?」



芙蓉はニヤリと笑って顔を隠す晶の手を掴み



晶「ふふふふ芙蓉さん!か、からっ、からかうのも、いい加減にしてください!」


芙「からかう?……俺は本気だよ?」



芙蓉は更に顔を近づける



芙「晶ちゃんは?……本気になってくれないの?」


晶「あの、いえ、ですから、えーっと、その………っ」



晶は上手く断る台詞を頭をフル回転させて模索している。



芙「ぷっ、あははははっ!……やっぱり総司が“からかいがいがある”っていうのもわかる気がするな。面白いよ。君。」


晶「沖田さん、そんなこと言ってたんですか!?」


芙「それは総司本人に聞いてみなよ」



芙蓉は晶の頭を撫でる



晶「絶対はぐらかされる気がするけどきいてみます。……あの、頭撫でるの、やめてもらって良いですか……?」



晶は頬を膨らませて上目遣いで芙蓉を見る



芙「やだ」


晶「えぇ!?何でですか!??」


芙「じゃあ逆に聞くけど、なんで撫でられるの嫌なんだ?」


晶「だって、子供扱いされてるみたいじゃないですか」


芙「事実子供な気もするけど(ボソッ)……でもまぁ、その膨れた顔も可愛いけどね」


晶「か、かわ……っ!」



晶の顔が再び真っ赤になる



芙「というか……あんまり可愛いから口づけして良い?」



芙蓉は再び顔を晶に接近させる



晶「な、何でそうなるんですかっ!」



赤面したまま手で口を隠す。



芙「いやだから“晶ちゃんが可愛いから”。これじゃダメ?」


晶「だ、ダメです!女子同士でそんなことしたらダメです!」


芙「女扱いは嫌いだけど、晶ちゃんがそう言うなら仕方ないか……。じゃあ、コッチで我慢してやるよ」



芙蓉は晶の額に口付けをする



晶「〜――!」



晶は顔を林檎より真っ赤にして、声にならない声を上げる



芙「慌てすぎ。いつもの男の子らしさはどうした?」



そんな晶の様子を見て芙蓉はニヤニヤと笑っている



晶「芙蓉さんの性別が女だからと油断してました。」



晶はまた頬を膨らませる



芙「油断大敵だな。……さて、俺に仕返しでもしてみるか?」



芙蓉は晶の膨れた頬をつついている



晶「仕返し………えいっ」



晶は芙蓉に抱きついた



芙「おっと……そう来るか。」



芙蓉は晶の行動に軽く目を見張る



晶「目には目を歯には歯を、です!」



晶は抱きつく力を更に強くする



芙「“目には目を歯には歯を”なら、俺の額に口付けしてみれば?」


晶「う…、いや、え〜……」



晶はまた顔を赤らめる



芙「するの?しないの?」


晶「し、しません!」


芙「そう、残念」



芙蓉は少し落ち込んだ



晶「あ、なんかごめんなさい。…時間も時間ですから、そろそろお開きにしましょうか」


芙「じゃあ、額に口付けは次回に期待で」


晶「しませんってば!」




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