LOVE 3rdSTAGE
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そんな世の中の騒ぎのわりにこの住宅は平和な中で、アホのおっさんとアホが共鳴しよる案件が発生や。
外に飲みに行かへん代わりに、宅飲みが盛んなんやけど、今日は住宅内全メンバーでの飲み会in城田家やねんけど。
チビらがみんな寝て、ええ感じに酔ってきた頃にすばるくんが話出してん。
す「いつも使っとるライブハウスあるやんかぁ、あそこもうダメかもしれんねんて。」
安「え、そうなん?」
り「それはコロナの影響なのですか?」
す「そうみたいやぁ。ライブハウスとかやれへんやろ?ほんでもう厳しいんやて今日LINEきた。」
亮「どこもアカンみたいやしな、クラウドファンディングとかアカンのかな?」
P「あー、いいんじゃない?今どこもそれで繋いでるでしょ?」
優「でも先々考えたらどうなんだろうね?継続していくには厳しいかもしれないよ?今が厳しいならね。」
亮「まぁそうやな。」
す「東京きてからずっと世話になっとったとこやし、なんや寂しいなぁ思ってな。」
仁「あそこ売りに出すの?確か賃貸じゃないよね?」
す「そこまでは知らん。」
仁「優、明日調べて!」
優「は?」
仁「はい、頼みました。」
P「おまえ、まさかだけど…」
仁「俺ライブハウス欲しいんだよね、だからちょうどいい。」
アホのアホ発言にみんなポカーンやで。
アホは金持ちやとほんましょーもない。
麗「気は確かなの?」
仁「うん。欲しい。楽しい思い出あるとこなくなるの悲しいしさー、ライブハウスあればバンドのライブもやり放題だよ!」
香「まー、そうだろうけどさ(笑)買うって安くないでしょ?」
P「この状況下なら相場より安くは買えるだろうけど、あそこはそもそも古いし手は入れないとだろうからマンション買うぐらいはかかるんじゃん?」
麗「少し冷静に考えなさいよ!おもちゃ買うわけじゃないのよ!こないだも新しい機材買ったじゃないのよ!」
麗華ちゃんに説教されとるわ、そりゃそうやな、経理さんやし。
ほんで嫁はそれを横目にハイボールをガバガバ飲んどるし。
倫「なんか言ってあげたら?(笑)」
愛「は?なにを?」
倫「お宅の旦那、暴走してますよ?」
愛「あー。好きにしたらいいんじゃない?稼ぎ減らないならご自由にです。」
倫「あっそー(笑)」
仁の暴走は今に始まったことやないし、嫁はどしっとしとるわな(笑)
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