LOVE
□R*3
1ページ/97ページ
月曜の朝、世の中は連休明けやねんてテレビのニュースが騒いどる。
連休とか関係ある仕事のやつ誰もおらんのやなぁなんて思いながら、わりとゆとりある時間に起きたからぼーっとしとる。
「なぁなぁ。」
「なーに?」
「今日から下に車止められへんって俺昨日仁に言うた?」
「言ってたよ。外壁の塗り替えでしょ?だから仁は病院で愛と待ち合わせするって話してたよ?」
「ほなええわ。」
「忘れちゃうの?(笑)」
「どうでもええから忘れてまう。」
「あっそう(笑)ご飯できたよ(笑)」
朝ごはんはトーストとウィンナーとたまごや、あと牛乳ぼちぼち賞味期限やから飲め言われて牛乳も。
「牛乳とオレンジジュース買っといてくれへん?」
「うん、わかった。」
「あと、朝ごはんありがとう!」
「何急に(笑)」
「思った時にありがとうは言わなあかん思って。」
「どういたしまして(笑)」
どうでもええ事話しながら飯食うたら、あんまりやる気ないねんけど2日行けば沖縄やと思ってなんとかモチベーション上げとるとこ。
倫子は今日はのんびり家事して夜は病院程度の予定なんやて。
弁当渡されて、朝の儀式して、やる気はないねんけど、頑張らななぁ思いながら歩いとると、朝から元気な人に声かけられたわ。
「おはようさん!」
「あ、村上くん、おはよう。」
「なんや元気ないな。」
「朝やからね。」
「昨日すばるに会ったから聞いたで、仁のとこ泊まったんやて?」
「そんな予定やなかったんやけどな、そうなってもうた。」
「仲ええな(笑)」
「嫁が仲間なからな。ほんで麗華ちゃんが謎の使命感に燃えとるからわりと厄介や(笑)」
「世話して喜んどんのやろ?」
「まぁそうやな。仁のとこの新しい事務は事務でけへんから教えがいがあって、春奈ちゃんは料理でけへんから教えがいがあんねんて。ほんで両方とも麗華ちゃんにベッタリやから可愛いみたいやで?」
「ほなええわな(笑)すばる喜んどるで?女子が麗華見捨てんでくれた言うて。あとなんやモデルやら仁とこ行くようなったらイライラもせんみたいやしな。」
「ほなええわな、忙しいのんがええ人なんやわ(笑)」
「そやな(笑)倫子元気にしとるか?」
「元気やで?モデルは6月いっぱいまでにしたんやて、やから専業主婦やな。今日病院やねんけど性別わかるかもしれんのやて、楽しみやねん!」
「おまえが父親とはな…、なんとも言えへん気分や(笑)すばるもやしな、変な気分やわ(笑)」
ってガハハ笑っとる村上くんと会社着くと、朝から外壁塗るための足場組んどる職人さんおる、ご苦労さまやなぁ思いながら会社入ると、換気して4人そろうとミーティングや。
。