★星箱

□王子様
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「グアァァァ」


からんと乾いた音を響かせて、男が持っていたナイフが落ちる。


周りの人からは良く解らない歓声と悲鳴が起こる。


私はその様子を、彼の腕の中でぼーっとしながら聞いていた。


やけに血走った、いつもとは何かが違う彼の顔を見て…私は不思議と胸が高鳴った。
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