Black Groups

□君と・・・そんな幸せ。
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※同棲設定。



「おはよう。ジン。」

「ん・・・。」


昨日ぐしゃぐしゃにした、彼を起こす、いつもの朝。



「痛ぇ・・・」


「すまなかった。」



ハッ、いつもこれじゃねぇか、なんて言った彼の言葉に苦笑しながら、リビングに行く。



「赤井、醤油。」


「あぁ・・・ほら。」


「ん。」




愛し合っている二人で朝食をとる。普通の人だったらきっと普通なことなのだろう。


けれども、自分たちは男同士で、何より、


……敵同士で、



「赤井は、今日何時だ?」


「9時半だが・・・」


「そうか―――」



――――――・・・・・・・・・今回は、怪我するなよ。     

 

「ホォー・・・お前は同じ相手に二度も怪我をさせられるような馬鹿だ、と俺を見ているのか。」



「そうじゃねぇって、」

「ただ・・・・・・」





「ただ・・・?」




――――――ただ………お前が心配なんだ。


――――――怪我されたらすごくつらい。




「ホォ―可愛いことを言うな。」

「……そんなこと言うなって、」



確かに・・・俺が入院沙汰の怪我をしたときは見舞いなんて不可能だしな。


病室の外にも中にも受け付けや玄関前、そこら中に見張りがいるし、

酷い時なんて3カ月位会えなかったことなんてざらだし、


まあ・・・・・少しは不安になるだろうな。



事実、俺もあの世界に身を置いているジンを見ていて不安だしな。


怪我する回数は明らかにジンの方が多いし、

怪我の重さもジンの方が重いし、



本人曰く何でもない、だそうだが、今生きているのが不思議になりそうな状態になったこともある。






「赤井・・・・・・・?」

「どうした?」



不安そうな俺より濃い緑の眼。



「・・・ぼうっとしてると怪我するぞ。」

「あぁ・・・」



―――安心しろ。今回は絶対怪我しない。




「ククッ……、破ったら3カ月お触り無し、な。」

「ホォ、それは、頑張らないとな。」



「じゃあ、今度の土、日、どこか行こうか。」


「あぁ……そうだな。」






(君といられる。)



(そんな俺達の幸せ。)











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はじめまして!


管理人のBallerina です。



こんな駄文しか書けませんが、これからよろしくお願いします。

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