Black Groups

□なぁ・・・見ろよ。
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―――俺の上司はかなりもてる。






「ジン様〜。今日どうですかぁ〜?」



「ジン様〜?今日は私と、どおですかぁ〜。」


「あんな子たちじゃなくて私の方が良いですよねっ。」


「くくくっ……そうだなぁ……。………………まあ、いい、また今度な。」





落胆した様子の女どもを背に、わるいが俺はそんな金や身体目当てのお前らとはいたくねぇんでな、とポッケに手を入れたまま、会議室へ行くジン。





言動、行動一つ一つが美しいから、そんなだからこんなにも、あんな女どもに寄られるんだ。



―――――― 一応、この俺がジンの直属の部下で、恋人なんだ。





会議室。さっきの光景を見て、嫉妬や悔しい気持ちと断ってくれて嬉しいという複雑な気持ちを引っ提げてドアをノックする。



「ライです。資料をお持ちしました。」



「入れ。」






「随分もてるんだな。」

「ククッ…お前ほどじゃないぜ。」


なにを言う……ジン、お前の方がもてるじゃないか。




今朝だって誘われているのを見たし、昨日もおとといもその前の日も誘われていた。





「なあ………ライ。お前、拗ねているだろ。」


「なっ!?そんなわけないだろう。」


………そんなわけある。正直、図星だ。



「はっ、そんな真っ赤な顔して、潤んだ目した面して気づかねぇ訳がねぇだろ。」




「ちょっと悔しいんだろ?……ん?」


自分より濃い緑の目。



その顔は反則だぞ……。ジン。





「…拗ねてんじゃねぇよ。」




「………今夜、一緒に酒を飲むことと、キスで許してやる。」




「ほぉ……それは、そのあとも期待していいってことだと受け取るぜ?」



「なっ!?バカなこと言うなっ!」




くくくっ、仕事が終わるまではこのキスで許してくれよ。なんて恥ずかしいセリフを真顔で言う俺の愛しい恋人。





「お前が、一番だぞ。ライ。」



そう言ってジンは普段じゃ考えられないほど優しくキスをした。














(「…………………仕事が早く終わるように手伝ってやる。」)



(「それは、期待をされているということだと受け取っていいな?」)



(「これ以上言うと、手伝わないぞ。」)



(「ああ、わるいわるい。」)







――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



はい!初ジンライ!


ネタを投下してくださった匿名様。


ありがとうございました!


リクエストに添えているか分かりませんが、


良いですね!ジンライ!


感想、頂けると喜んでお返事を書かせて頂きます。

ネタを投下してくださった日には速攻で書きます。


……テストがかぶってなければですが。←



なにはともあれ、ありがとうございました!

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