Black Groups
□後悔無限ループ
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妹のために組織を裏切った。
組織のために、宮野明美を殺した。
それは俺の所為、だと自分を殺しかけた。
結果は、最初から決まっていて、私は死んだ。
俺は、任務を遂行して、そうして、『スパイ』は死んだ。
『スパイ』を殺し、髪を切り、そして『銀の弾丸』になった。
妹は私の所為で『裏切り者』と、なり追われる立場になった。
俺の愛しかった『部下』は『敵』になった。
俺の愛した『上司』は『敵』になった。
私のした行いで、妹はさらに苦しむことになってしまったのか―――――
―――――それとも、少しは幸せになっているのだろうか。
俺が宮野明美を殺してしまったからあいつは………あいつは『自責』にとらわれ続けている。
俺が、もっと早く彼女を救いだしていれば……
―――方法はいくらでもあった。
そうしていれば、……もしかしたらもう少し『偽り』の自分と共に居れたのかもしれない。
ごめんなさい。―――志保―――
悪いな。―――ライ―――いや……―――赤井秀一。―――
守れなくてごめんな。―――明美。―――
共に居れなくてすまなかった。許してくれ。―――ジン。―――
(((許して。)))
――――――3人の罪人は後悔を抱えながら回り続ける―――――――――
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