大空舞う忍び物語
□1.いつもの日常
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カチカチ…
それは何度試してもいかないこと。
「動かないんだもんね!」
だが何回も試す。
「壊れたんじゃねーか?」
山本がそう聞く。
ボヴィーノの秘伝の機会10年バズーカ。
【壊れた】その言葉に戸惑うランボ。
「っ!そんなはずはないんだもんね!!」
ガンッガンッ!
焦るランボ。バズーカを強く地面にたたきつける。
「クフフ…そんなにやったら駄目ですよ。」
「完全に壊れる…」
骸、クロームが声をかけても止めない。
そんな中、雲雀の一言。
「弾が入ってないだけなんじゃないの?」
ピタリ。
「忘れてたんだもんね!!ボスからもらってるんだもんね!!」
そう言って髪の中から弾を取り出しバズーカにセットする。
だが、肝心のバズーカが…
パリパリッ
電気が出ていた。
「ランボ!本体が!!」
慌てて止める綱吉にお構いなく…
カチッ!
――――ボンッ!!!
「「!!??」」
撃ったバズーカは壊れ、中からセットした弾がコロコロと出てくる…
それが綱吉たちの足元に転がって来た。