日常編

□1.リボーン来る
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並盛中学校――

「ツナー!行ったぞー!!」

そう呼ばれた方にボールが行く。


バンッ!!


「ぶっ!!」

そして顔に当たる…


         ***


「お前のせいで負けたんだからなーっ!!」

体育館に大きな声が鳴り響く。そんな人ごみの

中に一人の男の子が囲まれていた。


「…ごっごめん」

名を沢田綱吉――


「とゆーことでおそーじ頼める?」

「俺たち、貴重な放課後は遊びたいから」

男たちはモップを綱吉に預け、去っていく。

“え゛っ”と言う声を無視して男たちは声を

上げる。

「テストはー?」

[入学以来全部赤点!!]

「スポーツは?」

[ダメツナのいるチームはいつも負け!!]


ギャハハハーー!!


そんな男たちの笑い声がある教室に聞こえる。

『相変わらずだねぇ〜ツナは♪』

ニッとニヒルな笑いをして言う、金髪に近い

髪の色をした少女。

『6月18日。
 原作《シナリオ》開始《スタート》。』

パタンッと読んでいた本を閉じる、銀髪に近い

髪の色をした少女。

『まさかここにくるなんて思わなかったけど
 案外楽しそうな事になりそうだね♪』

『設定《プロフィール》も変わってなかったからね。』

何気なく会話を続けている二人。

そして最後の言葉は――


      【リボーン来る。】


         ***

その時ツナは…

「いっぺん死んでこい。」

ズガンッ!!
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