日常編
□1.リボーン来る
1ページ/4ページ
並盛中学校――
「ツナー!行ったぞー!!」
そう呼ばれた方にボールが行く。
バンッ!!
「ぶっ!!」
そして顔に当たる…
***
「お前のせいで負けたんだからなーっ!!」
体育館に大きな声が鳴り響く。そんな人ごみの
中に一人の男の子が囲まれていた。
「…ごっごめん」
名を沢田綱吉――
「とゆーことでおそーじ頼める?」
「俺たち、貴重な放課後は遊びたいから」
男たちはモップを綱吉に預け、去っていく。
“え゛っ”と言う声を無視して男たちは声を
上げる。
「テストはー?」
[入学以来全部赤点!!]
「スポーツは?」
[ダメツナのいるチームはいつも負け!!]
ギャハハハーー!!
そんな男たちの笑い声がある教室に聞こえる。
『相変わらずだねぇ〜ツナは♪』
ニッとニヒルな笑いをして言う、金髪に近い
髪の色をした少女。
『6月18日。
原作《シナリオ》開始《スタート》。』
パタンッと読んでいた本を閉じる、銀髪に近い
髪の色をした少女。
『まさかここにくるなんて思わなかったけど
案外楽しそうな事になりそうだね♪』
『設定《プロフィール》も変わってなかったからね。』
何気なく会話を続けている二人。
そして最後の言葉は――
【リボーン来る。】
***
その時ツナは…
「いっぺん死んでこい。」
ズガンッ!!