日常の外側

□にゃんにゃん!
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ifネタ・all
もしも武将達が猫になったら。























今日はなんかおかしい。
いつも起こしに来る佐助は来ないし、小十郎さんが朝食作ってる匂いもしない。


って言うか、家全体が妙に静かだ。



「まだ寝てる……ってのはないよね。もう8時だし」



みんな何処かに行ってしまったんだろうか。勝手に家出るなって言ってるのに…。



「佐助ー幸村ー政宗ー小十郎さーん慶次ー元親ー元就ーみんな返事してよ〜」


「……にゃー」


「……にゃー?」



え?何今の。
猫でもいんの?


おそるおそる階段を降りる。



「にゃー、にゃー!」カリカリ



リビングの扉を、カリカリと引っ掻いている。シルエット的にも、間違いなく猫だ。



「どっから入って来たんだろ…」



猫に怪我をさせないように、そっとドアを開ける。
開けた途端、扉を引っ掻いていた猫が私の足元にすりよってきた。



「ふにゃぁ…」


「おぉ…オレンジ色の猫かあ、めずらし、い…」



足元の猫をじっと見ていて、あることに気付きその猫を持ち上げた。

オレンジ色のその猫の額には黒いバンド、顔にはペイントみたいな模様、首には迷彩のバンダナを巻いている。


……まさか……



「佐助?」


「なぅ!」



………ええー……。









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