日常の外側
□我が家の逆ナン事情。
1ページ/1ページ
※珈琲、買物に続いて勝手に作った事情シリーズ(?)その三。
※会話が主
※なのに三成目線っぽい
※ていうか三成がつっこみ(常識人)。
‐○○デパート、佐和待ちの武将共‐
「…遅い」イライラ
「まだ四半刻(30分)もたってないよ石田の旦那」
「四半刻もかかってたまるか!」
「いや、この時代の女子は買い物…特に服選びに異様に時間をかける傾向がある」
「しかも佐和ちゃんはすーぐ目移りしちゃうからな!」
「今ごろ別のcornerで小物見てるだろ」
--
「ぶえっくし!……っと、わぁぁ!」
「ど、どうされましたお客様!?」
「いや、うっかり落としそうになっただけですので…(誰か噂してるのかな)」
--
「わっ…私をどれだけ待たせる気だあの女は!」
「………落ち着け。主ならもうそろそろ、帰ってくる…。主の気配、が…?」
「!…はぁー…来たみたいだよ」
「やれやれ、めんどくせェなァオイ」
「石田、風魔、合図をしたら全速力で走れ。なるべく他の奴らと同じ方向に行かないようにな」
「…は?」
「ほとぼりが収まったら、ここには戻らず自力で家に帰ることをお勧め致す」
「それが無理とゆうならば、屋上の外階段で佐和が来るのを待つがよい。はぐれた時はそこに行くのが我らと佐和の間でのるぅるというものぞ」
「おい、説明を」
「では健闘を祈る…散ッ!!」
『おう!!』バッ
「「………?」」(呆然)
「えぇっ!?あの人ら逃げちゃったわよ!?」
「でもまだ二人残ってるじゃない!こうなったらあの二人ぜったいゲットするんだから!!」
ワアアアア
イケメンゲットダゼー!!
「…何だあれは」
「………俺に、聞くな」
ドルァァァァァ
「…何にしろ、逃げた方がよさそうだ」
「……」コクン
バッ
「あ、あれ?消えちゃった!?」
「くっそー逃げられた!!」
(…この時代の女は一体どうなっているというんだ…)
我が家における逆ナン時対処法
(…あれ、いない…ってことはまた逆ナンか)
(ゼェ…ゼェ…佐和!これは一体どういうことだ!?)
(あ、三成無事だったか。この時代の女子は顔のいい男を片っ端から捕まえようとするのがいるから気を付けなよ。捕まったら喰われるよ)
(…く…)
(だからそういう女子は相手せずに逃げるのが一番賢い方法だよ。早く慣れてね)
(………(帰りたい…元の時代に戻りたい…))
了。
.
我が家の三成って結構常識人傾向?と最近気付いた。