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□禁断01 *青黄
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今日も現世へと舞い降りる
明るいうちから獲物となりそうな人間を探す
[…最近どこも結界が張ってあるな]
家の周りや人間にもあちらこちら張り巡らされている
目の前に厳重に結界が張られた家がある
魔除けらしい
青峰がそこの家の結界に触れるとその結界は形状が崩れ破壊される
[……っは、よっえ]
一気にその家に邪気が流れて行く
桐皇(悪魔組)は魔界一強いと言われている
その王の青峰に人間如きの結界など無いに等しいのだ
そして悪魔独特の臭いさえも打ち消すことができ滅多に気付かれない
人が多く利用する公園のベンチにボーッと座る
パッと見た感じ子供が多い
(……餓鬼相手にゃしねーよな、流石に…)
すると後ろから殺気を感じ相手が振り上げ、下ろすギリギリで交わす
[っぶねー!!!…何しやがんだ!!!]
[…ぁ、…れ???]
そこには黄色い髪をしたやけに顔立ちのいい男が木刀を振りおろしていた
斬りかかってきた男自身がきょとんとしていた
[……誰だてめー]
[…っ、あ!!!…すんませんっす!!!人違いで…!!!]
あたふたと謝る
(なんだ、こいつ…)
[っは、変な奴wwwwwwwwwwwwwwwww]
[う、うるさいっす!!!]
初めて会ったのにも関わらずからかいがいのある奴だった
(…でも、こいつの匂い…)
その男の方を見つめているとこっちの視線に気付いた
[ん???どうしたんすか???]
[…いや、なんもねーよ]