main
□禁断02 *青黄
3ページ/4ページ
いつも黄瀬が身に付けたいる物が気になった
[…お前てさ、キリスタンなわけ??]
[え???何でっすか???]
[それ]
首から下げていた白く輝く十字架を指さす
[あ、これの事っすか???]
ニコッと笑いかける黄瀬
[実はー]
[あの…]
二人で話していると女が黄瀬に話しかけてきた
[教祖様…でしたよね???]
[あ、あの時の…]
[やはり…!!!あの時はとてもお世話になりました。…ありがとうございました]
[いえ…大丈夫そうで何よりです]
黄瀬と話している女をみて何処かであったような気がしていた
その女がこちらを見て顔色を変えた
(…あぁ、こいつ…確かこの前抱いた女か…)
[えと…ではこれで…]
[え???…ぁ、はい]
女はそそくさにその場を去っていった
(ま、気まずくなるよな…)
さっきの女の様子を見てた黄瀬が聞いていた
[知り合いっすか…???]
[あぁ???…ちげーよ]
[…そうっすか???]
ん???、と首を傾げる
[それよりさっきのさ…]
[さっきの…???]
[…お前教祖…??]
[あ、…言ってなかったすね…そうっすよ]
ある山を指して言う
[あの山奥に協会があってそこで教祖やってるっす]
[…ふーん]
(…なるほどね、教祖ほどの力に反応してんのか)