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□吸血鬼パロ*青黄
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青峰side

最近は喉が渇く…
それは最初の違和感だった
少しの異変…

朝起きて喉が渇いているのを感じた
ベットから下り台所まで行く
水をコップにすくい勢いよく飲む
生温い水が喉を通る
水を飲み干すと渇きは収まった
夏だからか…?
その時はなんとも思ってもなくすぐこのことも忘れた

1日はこれがねーと始まらねー…
ボールの弾む音
体育館を擦るシューズの音
リングが軋む音
今生きていると実感できる瞬間だ

[むー、今日こそ負けねーっすよ!!!]
[はっ、やれるもんならやってみろ!!!]
[っあ]

ボールをすぐに奪ってリングに入れる
モデルの癖にぶっさいくな顔をして俺にいう

[もう一回っす!!!]
[何時間ぶっ続けでやってんと思うんだ。今夏だぞ、暑すぎて死ぬわ]
[じゃぁ休憩してからまたしてくれるっすか?]
[へーへー]

そう言って体育館の隅に行きタオルを黄瀬に投げる

[っあつー]

服を捲り上げ汗を拭く仕草を見るとやはりモデルなんだなと思う
その時さっきの渇きが襲ってきたのだ

[っう…]

さっきより酷く喉が渇く

[青峰っち?]

心配そうに俺を見つめる
すぐさまスポドリを喉に通し渇きを止めた

[大丈夫すか?]
[なんもねーよ、ほらまたすんだろ?]

部活が始まるまで黄瀬と1on1で時間を潰した

部活の練習はキツく今はクソ暑い
それでもバスケを楽しんで出来たのはそれだけ自分がバスケのことを好きだったんだ、と気付いた
すぐ休憩が入りタオルで汗を拭いてた時さつきが声をかけてきた

[だいちゃん…今日なんか少し変よ?大丈夫?]
[あ?変て何がだよ]
[いや、どーもないならいいけど…]

スポドリを一気に飲み干す

[ちょ、だいちゃん、飲み過ぎだよ!!!]
[うっせーな、喉が乾くんだよ ]

この日を境に俺の体はおかしくなり始めた
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