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□かくれんぼ*高月
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[突然ですが、かくれんぼすることになりました]
[…は?]
突然の黒子の発言に皆拍子抜けになる
[…どういうことだよ]
全く意味が分からないといいながら火神が聞く
[遡る事…それは昨夜の出来事です…]
[昨日かよっ!!!]
日向が突っ込む
急に回想が始まった
[久しぶりです]
[うわっ、なんでお前がここにいるのだよ!!!]
[よー、黒子]
[何を言ってるんですか。最初からここに座っていました]
[…あれ、真ちゃん気付いてなかった?]
マジバでシェイクを飲んでいると高尾と緑間とであった
[知っていたなら早く言うのだよ!!!]
[え、だって真ちゃんが先にこの席座ったっしょ!!!てっきり待ち合わせしているのかて思ったし]
[…そうです。悪いのは緑間君です]
[…]
そんな感じで盛り上がった
[…黒子ならかくれんぼの時有利で羨ましいのだよ]
[…え、かくれんぼするんですか?]
[ただの例えなのだよ!!!]
[ヒィwwwwwww真ちゃん受けるwwwwwww]
腹を抱えて笑う高尾
[そうですか?僕は高尾くんが有利だと思いますけど…]
[…確かに黒子、お前を見つけ出せれるのはこいつぐらいなのだよ]
[わっ、何、真ちゃんどうしたの?急にデレたりして]
[お前は少しうるさいのだよ]
抱きついてくる高尾をあしらう緑間
[…それはどうでしょうか]
急に重たげな空気になる
[ん?]
首を傾げて見せると黒子は続けた
[確かに高尾くんは僕を見つけ出せます…しかし僕を見つけ出せるのは高尾くん以外にもいます]
[…誰なのだよ]
しばしの沈黙
[…それは伊月先輩です]
表情は変わらないのに背後にはどやという文字が出ている
[伊月先輩も僕を探せますよ。高尾くんだけがかくれんぼに有利だと思わないで下さい]
[…っは、なんなのだよ。急に]
急にガタッと立ち上がり机をバンと叩いた緑間
[高尾が負ける訳ないのだよ]
[え、ちょ、真ちゃん今度は本当にどうしたの?]
緑間の行動に若干引き気味な高尾
[いえ、伊月先輩が一番です]
[…ふん、なら勝負でもするか?]
黒子と緑間の間に火花が飛び散る
[……とまぁ、こんな感じです]
[どこがこんな感じだああああ!!!]
日向が黒子を罵倒した
[…てめぇ、黒子…何勝手に決めてんだよ…]
指をボキボキならしながら怒りを表す
[え、何どういう事だ…ですか?]
[…つまり、かくれんぼするために黒子に招集されたという事だ]
火神が伊月の答えに納得したような顔をする
[…怖いですよ、先輩]
[…許さねーぞ…今日という今日は許さん!!!]
日向が黒子の胸ぐらを掴んだ
すると黒子が口を動かす
[…だって、伊月先輩が中傷されたみたいな気持ちだったんです]
[…黒子]
日向が手を離す
[そうです!!!つまりこれは伊月先輩への愛なのです!!!]
ぐっと拳を作りガッツする黒子
すかさず黒子を殴ったのは日向だ