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□禁断08 *青黄
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[っ、は…?!]
(何言ったんだ、こいつ)
赤司が不気味な顔して笑っていた
何か企んでいるようだった
[…涼太を助けたいか、と聞いてるんだよ]
[…た、…助けたい…黄瀬を助けてくれ!!!]
そう頼むと赤司が椅子から離れて傍に寄る
[涼太はテツヤでも治すことが出来ないんだ。でも救う方法ならある]
すると剣を振り上げ床へと貫いた
[大輝、お前が死んで涼太を救うか、それとも涼太をこの苦痛事態から救うか…さぁ、どっちがいいかい?]
赤司が言いたいことは馬鹿な俺でも分かった
(つまり…俺が自分で死ぬか、黄瀬を殺すか…てことか、相変わらず汚ねぇ野郎だ…!!!)
苛立ちが込上がってきた
その様子をみて更に言葉を重ねる
[あぁ、…勿論大輝、お前が死んだからと言って涼太が完治する保証はないからな。あくまで可能性だ]
まるで気まぐれに決めているかのようにぽんぽんと条件を付け足す
[そうだね、後もし涼太を殺したなら来世の事は何も心配なく過ごさせてあげるよ]
顔に近付いて笑いかける
[勿論お前が死んだなら来世どころか今後の事も保証出来ないけどな]
[っ、てめぇ!!!]
キレそうになった俺の拘束を強くしその衝撃で床に押し倒される
[そう焦らなくていいさ…時間をあげるよ。まぁ、それまで涼太がもつかが問題だけどね]
[っ、ど…いう、ことだ…!!!]
[涼太はもって後1時間だろうね]
[っな!!!]
すると周りを取り囲まれる
[牢獄に入れておけ]