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□禁断03 *青黄
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(最近青峰っち来ないな…)

初めて彼と出会ったベンチで1人ボーッとしていた
毎日そこに通っては来るはずのない彼を暗くなるまで待つというそんな日々

(…今日も来なかったっす)

人気が無くなった公園を後にして協会へ戻って行った

[…はぁ]
[何溜息ばっかついてんだ、馬鹿が!!!]
[いてっ!!!]

思いっきり笠松に背中を蹴られる

[あざといんだよ!!!なんなんだよ、めんどくせーな!!!]
[ちょっ、酷くないっすか!!!]

ここの協会で働いている者は全員ここ協会に住んで居るため1つの部屋にベッドが何個も配置されており各々が寝床につく

[…なぁ、そんなことより退治したのか???]
[…っえ???なんの事っすか???]
[何のって…上から命令が来てただろ…]

その笠松の言葉を聞くと顔色を変える黄瀬

[…あぁ、あれはまだ特定も出来てないっすよ]
[…は???]

黄瀬の言葉に心底意味不明と言わんばかりの顔をする

[…っつたって…最近会ってたんだろ、悪魔に]
[……っは???]

笠松の言葉に今度は黄瀬が意味不明と顔で表す

[…悪魔なんて会ってねーっすよ???それに俺が会ったら即退治するに決まってんじゃないっすか]
[最近まで悪魔の臭いがついててそれが無くなったから聞いてみただけだろ…]
[…まぢっすか]
[あぁ、…黄瀬でも気付かなかったならそれ相応のレベルなんだろう…]

笠松の言葉につっかかる

[…最悪っす]
[あ???]
[そんな悪魔見過ごしたって考えただけで自分が情けないっす…!!!]

うをおおおおおおおと頭をかかえだした黄瀬をやれやれと見守る笠松だった
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