□三日目 闇からの招待
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「やはり・・・・。」

どこかで聞いたことのある言葉だと、思った。
家康の家臣に頼んで持ってきてもらった書物で[東照]の意味がわかった。

「だが・・・。」  

何故家康の加護たる力が
竹千代に乗り移っているのだろうか。 

そう思って、物思いにふけていたらいつの間にか
周りが真っ暗だった。

明かりを灯そうと
手をのばした


刹那。




「迎えにきたぞ。我が力をうけしものよ。」
「その声は・・!」

その声が聞こえたと同時に
一つの数珠が目の前に
ふよふよ浮かんでいた。

「何だ・・?これは?」

触ろうとした途端

体が浮き、そしてまた
変な光と闇につつまれ、
私はそこで意識をなくした。

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