裏海賊の書

□第1話
1ページ/2ページ












〜第1話〜

















「夜風に当たられて気持ちいい…」


スズは小舟の上でゆらゆらと海に揺られながら夜空を見上げる。


「父さま…今ごろどこで何をしているのでしょうか…」


彼女は自分の父であるミホークを探す旅に一人、故郷を飛び出してこうしてフラフラと宛もなくさ迷っていた。


まだ七才という若さで家を飛び出してしまったスズだが、彼女なりにも一応色々と考えはあった。

今まで身の振り方を考えてきて、現に彼女も今年で14歳を迎えていた。



するとふと眠くなったのかスズは横になって身体を縮ませてスヤスヤと眠ってしまった。


















おい…起きぬか……





「んっ…ッ」


寝ている彼女の耳元に低い男の声が聞こえた。




起きぬか…スズ…




今度はハッキリとした声でスズの名前を呼んだ。


それに応えてかスズは勢いよく目をカッと開かせてガバッと起き上がった。







「………え…?」



スズの目が一瞬点になった。

するとすぐさま瞳孔を開かせて目の前の人物をまじまじと見つめた。


「まさか…いやそんな…父さま!!!?」


ミ「やっと起きたかと思えば今度は大声を出すか。…少しお転婆なところは早速母親似というわけか。」


なぜかスズの前には探し求めていた実の父、ミホークの姿があった。


「どっ、どうして父さまがここに…?」

そう言ったところでスズはハッと気がついた。


今二人がいる場所はベッドの上。つまりこれは夢なんだと確信した。


「…また夢ですか…」


スズはミホークを探すうちに度々彼の夢を見る。


この前は酒場で、その前は街中といったようにミホークの夢を見る。


しかしそれが夢だとしてもスズには大変嬉しいことなのだ。

ミホークの風の噂を聞いては街から街へと海を渡るも全て通りすがったあと。

夢だけでも、とスズはミホークに強く抱きついた。


「あぁ…父さまぁ…っ早く本物の父さまに会いたいです…」


ミ「そうか…もう夢の中では満足せんと言うのか。」


「そんなことないです!!夢の中でこうして父さまに会えるなんて私は幸せ者です…」


スズはミホークの懐に顔を埋めて会えない分の寂しさを補おうとする。


ミ「スズ…」

ミホークが静かにスズの名前を呼んだ。


呼ばれたスズは嬉しそうに顔を上げて返事をする。


「はいっ、何でしょうか父さ…ま…」


ちゅっ…


「…え、父さ、ま…?」


不意にキスをされてキョトンと目を丸くするスズ。

ミ「スズ…お前は私だけ見ていればいい。」


「は、はいっ…私は昔から父さまを尊敬し、敬愛しております!」

ミ「ふふ、そうか…素直で従順だなスズは…」


ミホークは彼女の首筋に痕を付けた。

「あっ…父さま…私、なんだか恥ずかしいですっ…!!」


ふるふると身体を震わせながらミホークを見る。

ミ「身体を強張らせるな…楽にしろ、スズ…」


ミホークはそのままスズを押し倒しながらもう一度キスをした。

今度は濃厚に、深く舌を絡ませてきた。


今まで夢にミホークが出てきていたが、こんなにも濃密に求めてくることは無かった。

それに久しぶりのキスでどうすればいいのか分からずスズは彼に身を任せる。


「ん、んふっ、あふぅ、」


くちゅ…ぺちょ…くちゅ…


「んん、父さ…あっ!や、父さまぁ…?」

ミホークは彼女の胸を衣服越しから優しく揉み始める。


「と、父さま…?どうしておっぱいを…」

ミ「何かマズイことでもあるのか。」


「だ、だってこんなこと…父娘(おやこ)ですることじゃ…ない…」


ミ「ん?そんなこと誰が決めた。それに父娘でセックスするのは普通だ、それぐらいも知らないのかスズ。」

バレバレの嘘を平気でつくミホークだが、敬意を払っている父の言葉に素直に従うのがこの娘。


「えっ?そうなんですか!?し、知らなかったです…」

ミ「まぁまだお前は幼い…これから私がしっかりとした大人になるために教育をしてやる。」

「ほ、本当ですか父さま!?父さまからその言葉を言ってもらえるなんて…私、なんでもします!!」


従順にミホークの言葉を聞き入れるスズに彼の口元が僅かにつり上がった。


するとミホークは彼女の服をべろんと捲り上げた。

案の定スズの胸があらわに露出した。

ミ「ふむ…まだ14歳という齢にしては中々豊満だな…。」


ミホークはスズの胸を両方揉みしだきながらその様を見る。


「んっ、あっ…恥ずかしい、です父さまぁ…私の不格好な身体見られて…恥ずかしいッ」

ミ「何を恥ずかしがる?父娘なのだぞ私達は。」


「そ、そうですけど…あぁっ!!」

不意にミホークの指先がピンと彼女の乳首を弾いた。


ミ「ほぅ…やはり乳首の弱さも母親譲りか。」


ミホークは彼女の弱点を見つけ、執拗に乳首を弾いたり指で捏ねたりと悪戯をする。

その度にスズは面白いように身体を跳ねさせる。


「あぅっ、あぁん!!だっ、だめですぅ…とうさまぁ、乳首ばっかり触らないでぇ…ッんはぁ…」


乳首だけでイきそうなほどに淫らに舌を出してうねうねと動かし誘う。

ミ「自らキスを求めるか。」


「ち、ちがいます…んっふぁぁ…」


再び濃厚なキスをされて、更に今度は彼女の秘部にまで手を伸ばそうとしていた。


「あっ!だめです父さま!あっ、そんなとこ、汚いですー…!!」

スズは恥ずかしさと共に奥底に眠る快感が一気にこみあげてきた。


するとミホークは彼女の言葉など聞く耳も持たず、とうとう下を全て脱がしてしまった。


「やぁ…〜ッこんなはしたない格好…父さまに見られるなんて…」

スズは抵抗する気力もなく股をだらしなく開けて、ツルツルの秘部の入り口がくぱぁと物欲しそうに愛液を垂らす。


するとその姿を見てミホークは、
















次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ