音感反射神経

□縁側でじゃれあう
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「ねー、六ー。」
「…なんだ?」
「…んー…やっぱいいや。」
「…そうか。」

あー平和っ。平和だなぁ。
素晴らしいほどの快晴。
縁側で六と並んでお茶中。茶菓子もちゃんと用意して。
…風流だなぁ。
そして…まぁ、あれだよね。

時折お茶を啜りながら、空を見つめる六の横顔がめっちゃかわいいんだよ。うん。

あ、目があった。
「…エム?どうした?」
俺の顔になんかついてるか?と首を傾げる六。

ああもうかわいいなぁー!
「んー?いやぁ、俺の嫁さんはかわいいなぁーって。」
真剣な顔して言えば、少し目を丸くしてすぐに赤面する六。
ああ可愛い。
「馬鹿な事を言うな…!」
とか言いながら、耳まで赤いよ、六。
「馬鹿じゃないよー。愛しい愛しい嫁さんが、可愛くて仕方ないのは当然でしょー?」
なんて、見つめながら言えばほら、こっちを向いて恥ずかしそうに唸る。

「お前は…羞恥心ってモノがないのか…?」
視線を合わせないでボソッと呟く六。
でも、好きな人に本心を告げて何が恥ずかしいの?だなんて耳元で囁けば、ほら。恥ずかしがってそっぽ向いちゃう。
またそんな所がかわいいんだけど。



縁側でじゃれあう
(俺の嫁さんの可愛さは世界一!)

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