小説/銀魂

□月食
1ページ/1ページ

屯所の一室から夜空を見上げる影が一つ。「次の月食は3年後か…(どうせならあいつと見たかったな…なんて)」「へぇ、本当に欠けてんな」「!?おまっいつから」「少し前。俺も月を喰らいに来た」高杉はそう言って月の首筋に噛みついた。(月食@)






「あ」土方が窓を覗くと欠けていた月は元の姿を取り戻していた。「満月に戻ったな」「そうだな」「土方、夏目漱石って知ってるか?」「知ってるけど」高杉は土方の返答に口角をあげる。「十四郎」「なんだ?晋助」「月が綺麗ですね」 (月食A)
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ