小説/あまつき
□ハロウィン
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鴇｢うわぁぁん!!｣
紺｢なんだ鴇｣
鴇｢うわぁぁん!!｣
紺｢…｣
鴇｢今日は何の日!?｣
紺『今日?何かの記念日だっけか!?やべぇ、わかんねぇ』
鴇｢今日は何の日でしょうか!!｣
紺｢…｣
鴇｢トリックオアトリート!!｣
紺｢あ…｣
鴇｢そうですハロウィンです｣
紺｢え、うん。なんで敬語?｣
鴇｢こっちにいるからって忘れたんですかね?忘れてたんですね?｣
紺｢ちょ、落ち着けお前｣
鴇｢ちゃんとあっちの、つまり新暦で言うとこのハロウィンに合わせたんだよ。現代人代表として楽しまなきゃ駄目じゃないか!｣
紺｢いや…知りませ｣
鴇｢トリックオアトリート!｣
紺『また言った』
鴇｢ほら｣
紺｢ほらって｣
鴇｢お菓子くれなきゃ悪戯するぞ｣
紺｢…甘味つれてってやる｣
鴇｢やった!｣
紺｢その代わり、俺も｣
鴇｢え?｣
紺｢Trick or treat.｣
鴇｢…俺何も持ってない｣
紺｢じゃあ悪戯のほうで｣
鴇｢!!｣
〜〜〜
紺｢何?沙門に言ってみたら朽葉に殺されかけたって?
道理で半泣き状態だったわけだ…｣