落書き

□隠す
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君はよく気が移る

それは好きなものだったり
嫌いだったものだったり

たくさん、たくさん好きなものを見つけていく



僕はそんな君が好き



でもそれは決していいものなんかじゃなくて
卑劣で、非常で、酷く醜いものだ

だから僕は好きなものを増やしていく君を見守って手助けするしかない


もとより、自分より他人を優先したがる性格だから
君を応援出来ることは限りなく嬉しい

でも

その好意が僕に向けられることは絶対ないことも
痛いほど理解してる


それでも一度自覚した感情は僕の思考を置いてどんどん進んでいく


君と話していたい
君の視界に入っていたい
君が僕を想うときが多いといい

君に触れたい


どんどん、どんどん進んでいって
膨らんでいく


もしこれが叶うときが来たら
それは君が僕の好きな君じゃなくなったときだ

矛盾していることも無理なことも難しいこともちゃんと理解してる


だからこんなにも息苦しくて、生き苦しい

好きで好きで仕方ないのに
ずっとこんな気持ちを隠して接して、いつか決壊するときが来るんじゃないだろうか

それでも隠し通さなきゃ
君の傍にさえ居られなくなる
そんなことになったらきっと僕は狂ってしまうから


まだこの気持ちの狂いが軽いうちに



僕は


隠さなきゃ
 

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