原作無視!


□revelation
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■ヨハネの黙示録 (12章18節〜13章18節)
龍は、海の砂の上に立っていた。

わたしは、一匹の獣が海から上がってくるのを見た。その獣には、10本の角と7つの頭があり、角の上には10の冠があった。そして頭上には、神を汚す名がついていた。

この獣はひょうに似ていたが、その足は熊のようであり、その口は獅子の口のようであった。そして、龍は自らの力と座と大いなる権威を、その獣にあたえた。

その獣の頭の1つが、致命的な剣の一撃を受けた。しかし、それはすぐに癒えてしまった。そのため、地に住む者はみな驚き、怖れ、その獣にしたがうようになった。

また、龍がその権威を獣にあたえたので、人々は龍を拝み、さらにその獣を拝んで言った。「だれがこの獣に匹敵しようか。だれがこの獣と戦うことができようか」

この獣には、大言と冒涜を吐くための口が与えられ、また、42ヶ月のあいだ活動をする権威があたえられた。

そこで、その獣は口を開いて神を汚し、神の御名と住まい、さらには天に住む者たちをも冒涜した。

そして、獣は聖なる者たちに戦いを挑んで、これを打ち倒すことを許され、さらに、すべての部族、民族、言葉、国民を支配する権威があたえられた。

地に住む者で、ほふられた子羊の命の書に、その名を記されていない者はみな、この獣を拝むであろう。

耳ある者は聞くがよい。

囚われの身となるはずの者がいるなら、その者は囚われの身となる。剣で殺す者がいるなら、その者は剣で殺されなければならない。ここに、聖なる者たちの忍耐と信仰とがあるのだ。

わたしはまた、もう一匹の獣が地から上ってくるのを見た。それには、子羊のような2本の角があり、龍のように話しはじめた。

そして、第1の獣の持つすべての力をその前で始動させた。また、地と地に住む者たちに、剣の傷がすでに癒えてしまった第1の獣を拝ませた。

また、大いなるしるしをおこなって、人々の前で火を天から地に降らせることさえした。

さらに、第1の獣の前で行うことを許されたしるしによって、地に住む者たちを惑わし、かつ、致命的な一撃を受けながらなお生きている第1の獣の像を造ることを、地に住む者たちに命じた。

それから、その獣の像に息を吹き込み、物を言うことができるようにし、またその像を拝まない者たちを、みな殺させた。

また、小さき者、大いなる者、富める者、貧しき者、自由な者、隷属する者、これらすべての人々の右の手や額に印を刻んだ。

この刻印のない者は、物を買うことも売ることもできないようにした。この刻印は、その獣の名、または獣の名を指し示す数字のことである。

ここに、大いなる知恵が必要となる。聡明な者は、獣の数字を読み解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。その数字は666である。
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