kissで星物語は薔薇になる
□special対談partV★「W幽蔵!」
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※「」() はkissで薔薇になるの幽助と蔵馬ちゃんの台詞と心情、
『』(()) は星物語★゜・の幽助と蔵馬さんの台詞と心情としてお読み下さい。
「おっ?二人共お揃いかよ。遅くなって悪ぃ......って、ちょっっ!!???」
部屋に入りかけた幽助、後方に引っ張られた様子。
「ほら、蔵馬って。今回は俺も一緒だし大丈夫だって。んなトコに突っ立ってねぇで中入ろうぜ。なっ?俺がいるから。あ〜、何か蔵馬が怖じ気づいてちまってるみたいでよ」
『ははっ。俺らも今来たとこ。オーイ!大丈夫だって!』
幽助、奥に向かって呼びかけ。
「聞こえた?あっちの俺も大丈夫だって言ってるし。不安なら俺にくっついとけばいいし。なっ?ほら、こっち来て」
ようやく蔵馬ちゃん入室。幽助の背後にピッタリくっついて様子を窺い中(笑)
『んな怯えなくて大丈夫だって!こっちの蔵馬もすげぇ反省してっからさ。な?』
蔵馬、蔵馬ちゃんと目を合わせず黙ったまま。
「その逸らし気味の視線で黙ってっと蔵馬怯えるじゃんかよ(苦笑)大丈夫だから、なっ?」
ヨシヨシと頭を撫でる。
「.....うん...」
「よっし、じゃあ座ろうぜ」
「うん.....」
蔵馬ちゃん着席。ガッシリと幽助の腕をホールドしたまま(笑)
『なんか…改めてオメーらが揃ってるとこ見るとホント不思議だわ。お前も黙ってないで何か言えよ。めっちゃビビられてんじゃんお前。』
蔵馬、やっと視線を二人に。
『……ごめん。怯えさせるつもりはなかったんだけど…。傷付けるつもりもなかったし。…ごめん。』
「ほらな?あいつも気にしてるみたいだって言っただろ?せっかくこうやって4人集まったんだからさ。色々話そうぜ」
「.....うん。分かった」
蔵馬ちゃん小さく笑って蔵馬さんに顔を向ける。
「あの....謝らせてしまって俺の方こそゴメンなさい。今日は宜しくお願いします」
『いや…こちらこそよろしく。』
笑う蔵馬にホッとして、幽助、
『じゃあ早速乾杯しようぜ!』
と笑顔。
「よしっ!!!今日は飲もうぜ!おめぇとの勝負の約束も忘れてねぇからな」
「勝負って....幽助....飲み過ぎないでよ?」
「飲みすぎる前にあっちの俺が先に潰れっから。ぜってぇ負けねぇ」
『俺だって負けねぇよ?』
『え?何?キミらそんな約束してたの?』
蔵馬、若干呆れ気味。
「おうよ!飲み比べしようってな。とりあえず生でいいだろ?そっちの蔵馬は?生で大丈夫か?」
『俺らは2人とも生!最初はやっぱビールだよな!オメーも酒強えの?』
上機嫌に蔵馬ちゃんに話を振る幽助。
「ううん。お酒は強くないよ.....というより飲めないの」
『『飲めない!?』』
2人揃ってビックリ。
『飲めないって全く?全然ダメなんか?』
「ん〜.....全くって訳じゃないよ。会社の飲み会とかでは乾杯程度はするし。でもビールはダメ。だって苦いんだもん」
『ビールの旨さが分かんねぇとか勿体無ぇ〜!』
『他の物なら飲めるの?折角だから乾杯くらいしようよ。』
「苦いものは苦いんだもん。別にビール飲めないからって勿体なくないし!んっと....甘いお酒は少しなら飲めるんだけど、でも.....」
チラリと幽助の顔を窺い中。
『え?なんだよ?飲めるなら一杯くれぇイイだろ?』
「う〜ん、飲めるけど....ん〜っ....幽助ぇ...」
蔵馬ちゃん幽助を気にしてる様子。
『……ん?何?まさか酒飲むのもオメーの許可ねぇとダメなの?』
幽助、驚いて相手の幽助ガン見。
「いや.....許可とかそんなんじゃねぇけど....つかガン見すんなよ(T_T)」
『じゃあイイよな!?ほれ、蔵馬も飲もうぜ!どんな酒なら飲めんの?』
「えっ?あっ....えっと.....」
やっぱりチラチラ気にする蔵馬ちゃんの頭をポンポンと小突く幽助。
「今日は俺もいるし、最初の乾杯だけでも頼めば?」
「うん(^O^)じゃあ何しようかな....」
「おめぇメニュー見てもどんな酒か分かんねぇだろ?一番甘いのでいいのか?」
「じゃあ幽助が選んでよ。すっごく甘いのね」
メニュー見ながら完全に2人の世界(笑)
『………』
『………』
『………』
『……なぁ蔵馬。』
『……なんですか?』
『俺らちゃんとここにいるよな?』
蔵馬苦笑い。
『オレたち邪魔かもね。』
「じゃあ、俺は生でおめぇはこれな。すっげー甘いけどアルコールだかんな。飲みすぎんなよ」
「うん、分かった(^O^)」
「んじゃ頼もうぜ.....って。ん?何だよ、おめぇら。2人してポカンとして」
『ポカンとしてるんじゃねぇっつーの。』
『オレたち邪魔なら帰りますよ?』
困ったように笑う2人。
「はっ?邪魔とか意味分かんねぇし(T_T)まぁ、いいや。蔵馬そこのボタン押して」
「これ?」
しばらくして店員さん登場。
「生3つと苺ミルク。あっ、苺ミルクはリキュールちょい少な目にな。むしろミルクだけでも...」
「え〜、そんな事したら苺の味しなくなっちゃうよ(>_<)」
「アハハ、ばれた?でも気持ち少なめに作ってきてもらっていいっすか」
笑いながら戻っていく店員さん。
『……あのさ、オメーら常にそんなに引っ付いてんの?どこ行っても?』
「ん?あぁ、二人でいる時はいつもこうだけど?なっ?」
「うん/////」
『ふーん…。』
((羨ましいとか思っちまったぜ畜生))
「おめぇ一瞬"羨ましい"って思っただろ?(≧∇≦)つうか、腹減ってねぇ?何か頼もうぜ。おめぇら何食う?」
ホイっとメニューを見せる幽助。
『べ、別にそんなこと思ってねぇし!あ、つか俺らは嫌いもんねぇし、そっちの蔵馬に選ばせてやれよ。』
「そ?んじゃお言葉に甘えて。蔵馬何食いたい?」
「え〜っとね.....あっっ!!ねぇねぇ、幽助!居酒屋なのにクレープがあるよ(≧∇≦)」
「あ〜、クレープはデザートにな(苦笑)ほら、サラダも魚料理も結構な種類あんじゃん」
「何かいっぱいあるから迷っちゃうね。ん〜、どうしよう.....あっ!メニュー一緒に見ません?何か決めるのに時間かかりそうだし。はい、どうぞ」
メニューをポンとテーブルの真ん中に置く蔵馬ちゃん。
『ありがとう。幽助、何がいい?』
『俺ホント何でもいいぜ?適当に摘むからよ。あ、でも焼き鳥は食いてぇ。』
『はいはい。君は?何が苦手なの?』
パラパラとメニューを捲りながら、蔵馬ちゃんに聞く蔵馬。
「苦手なものですか?お肉と辛いものと......」
「カレーはいっつも甘口だもんな〜」
「もう!!!幽助!!茶々入れないでよ」
「あとは〜....ん〜、料理自体って言うより嫌いな食材が多いって言うか」
『ハハハっ!ホントオメーら仲良しな!もうオメーが食いたいもん適当に頼めよ。』
「適当に...が難しいよ(>_<)」
「蔵馬に選ばせたらメニューが偏ると思うぜ(笑)サラダと......このフワフワ玉子焼きっての食べるだろ?」
「食べる.....」
「了解。サラダと玉子焼きと、あとはそっちで適当に選んでくれていいよ。こいつ嫌いな"食材"が多いから、選ばせたらおめぇらデザートしか食えなくなるぞ(笑)」
『酒飲んでる時に甘いもんはちょっとな…。』
『ふふっ。そうだね。じゃあ焼き鳥と…。』
『枝豆〜!あとなんか漬け物みたいのねぇ?』
『色々あるよ。盛り合わせ頼む?』
『おう。あとは俺ビール飲めればいいから。』
『そっちの幽助は?足りるの?』
「俺もビールでお腹膨れるだろうし。あ〜、何か刺身の盛り合わせみてぇのあれば。蔵馬も刺身食べるだろ?」
「うん(^O^)お刺身美味しそうだね」
「じゃあ刺身も。後はいい?」
「う〜ん.....今はそれでいいよ」
「他に食べたいもんあったら、また注文すればいいもんな。あっ!じゃあ刺身とその揚げ物盛り合わせっての注文頼むわ」
『刺身は大丈夫なのに肉は食べれないの?ていかさ、キミオレのこと甘やかしすぎ。』
蔵馬、呆れながら幽助にツッコム。
「お肉も食べれないわけじゃないんですよ。少しなら食べるし.....でもお魚の方が好き」
「家で普通にハンバーグ作ったりするもんな。つうか....今までの会話のどこが甘やかし過ぎなんだよ。いたって普通じゃねぇかよ」
『………。』
『………。』
『あ、酒来ましたよ。』
『じゃあまぁ乾杯にすっか!』
「そうだな。ほら、蔵馬」
「ありがとう。何か見た目イチゴ牛乳みたいだね」
「でもアルコールだかんな。乾杯の音頭はおめぇに任せるわ。どうせ潰れんだから最初位は主導権握らせてやるよ」
幽助、幽助に向かって余裕の笑み。
『テメー…。』
イラッとしながら目を細める幽助。
『大丈夫だよ幽助。キミが潰されたらオレが彼のこと潰してあげる。』
蔵馬、クスリと笑う。
(え〜っ...やっぱり怖い.....)
蔵馬ちゃん慌てて幽助の腕にしがみつき(笑)
「おめぇ...その笑い方ガチでこぇ〜よ(汗) また蔵馬怯えさせてんじゃん(苦笑)大丈夫だって。そう簡単には潰されねぇし?」
幽助、蔵馬さんに宣戦布告(T_T)
そんな幽助に蔵馬、無言で余裕の笑み。
『いや…多分ホント蔵馬にゃ勝てねぇと思うぜ?冗談抜きで俺こいつが酔ったところ見たことねぇもん。』
『人間界の酒でなんて今更酔えないですよ。』
『ほらな?まぁとりあえず飲むか。んー…。じゃあ、互いの幸せを願って……』
『『乾杯!』』
「「乾〜杯!!!」」
「あ〜、やっぱビールうめぇな(≧∇≦)」
「ん〜★ねぇねぇ幽助、苺ミルクすっごく美味しいよ(≧∇≦)」
蔵馬ちゃん満面の笑顔でコクコク。
「蔵馬って!!甘くてもジュースじゃねぇんだぞ....ほら、飲み過ぎんなって」
「む〜.....美味しいのにぃ(T_T)」
『いいじゃねぇか、好きなように飲ませてやれよ。流石に一杯くれぇじゃ酔わねぇだろ?』