闇から光へ【ワンド夢】
□story2『波乱の薬学授業』
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…アルバロから逃げたあと
寮の玄関にはイヴァンが言っていた
『エルバート先生』が待っていた…
少し…いやかなりあがり症みたいで
オドオドしてた…
でも…いい人だとは思う…
エルバート「す、すみません…まだ部屋が用意できてなくて女子寮ではないんですが…」
マヤ「…じゃあ、ここは…?」
エルバート「あ、もし何かあった時のためにある、空部屋です」
空部屋か…
…部屋は人に会わない方がいいし…
寮じゃないほうがいいな…
マヤ「…ここを自室にすることはできないんですか…?」
エルバート「え? 可能ですけど…寮じゃなくていいんですか…?」
マヤ「はい…人が多いところは苦手なので…」
エルバート「…そうですか、では僕からイヴァン先生にはお伝えします…今日は疲れているでしょうし…ゆっくり休んでくださいね」
マヤ「…はい」
――バタン
…ほら…やっぱりいい人…
…詐欺とかに騙されて泣くタイプだね…
そんなことを考えながら
眠りについた…
…ベッドはフカフカだし…
いい夢見れそう…