小説

□そりゃないよ…
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〜注意〜
●覚醒、紋章の謎キャラが会話してます。
●紋章の謎キャラは覚醒に魔符(通信の配信キャラ)として仲間になった設定。
●魔符が本物の人物になったら…
覚醒キャラ…クロム
紋章の謎キャラ…マルス、オグマ、ハーディン、ナバール
●マルスが黒いです。
●オグマ×ナバール
●後半腐向け
以上の設定で大丈夫な方だけお読みください。

クロム、マルス、オグマ、ハーディンで話す機会があったある日のこと…

クロム(以下ク)「俺以外、古の英雄達か。」
マルス(以下マ)「懐かしいねぇ!オグマとは英雄戦争で仲間同士だったけど、ハーディンとは久しぶりだよ。」
オグマ(以下オ)「マ、マルス様…その話題は…」
ハーディン(以下ハ)「オグマ、気を遣われなくても結構…そのせつはすまなかったマルス王子。」
ク「?何かあったのか?」
マ「うん。ハーディンとは英雄戦争で敵同士だったんだ。」
ク「!!」
ハ「不覚にも闇のオーブに操られてしまってな…」
マ「ハーディンは悪くないよ。もうすんだことだ。」
ク「…(流石、古の聖王だな。一度敵になった者でも許すとは…)」

マ「だって結婚生活がうまくいかなかったストレスで爆発しちゃったんだよね?」
ク、オ、ハ「「「!!!!」」」
マ「だれだって悪の道に走りたくなるよ。ずっと想い続けて尽くしてきたのに、相手には他に好きな人がいたんだから!いっこうに振り向いてもらえないし、相手が自分を選んだのは、愛でもなく政治的なものだったわけだし。それを知ったら周りを不幸にしたくて戦争引き起こしたくもなるよね?」
オ「マルス様!!(なんでこの人はそんなことを本人を目の前にして言うんだ!!)」
ハ「…(涙)」
ク「おい…あいつ泣いてるぞ…いいのか?」
マ「ハーディン、仕方ないことだったんだから気にしないで。僕は君が僕を反逆者にしたてあげて国を奪ったりした事なんて微塵も気にしてないよ!」(笑顔)
オ「…(絶対根にもってる!!)」
ク「い、いや〜。そんな大変なことがあったのか!だが、敵対してた者が今では仲間同士になったんだ。お前達が本当の仲間で、その絆の結びつきによるものではないのか?」
オ「そうだぞ、ハーディン!(ナイスフォローだ!クロム!!)」
ハ「…オグマ!」
マ「オグマは優しいね。…そういえばこんなことがあったよね?」
ハ「?」
マ「ハーディンと戦うとき、オグマに任せたんだけど…」
オ「!マルス様!その話は…!!」
ク「?どうしたんだ?」
マ「僕はメリクルソードの使用回数を減らしたくなかったんだよね。だからステータスカンストしてたオグマに壊れた剣もたせて戦ってもらおうとしたんだけど…」
ク、ハ「「!!!」」

〜回想 アカネイアパレスにて〜
マ「オグマ!壊れた剣で突撃するんだ!」
オ「マルス様!相手はグラディウス持っているんですよ!速さも高いです。壊れた剣では武器の重さで敵に追撃うけてしまいます!」
マ「大丈夫だよ。オグマなら避けられるよ!ちゃんと回復するし…踊り子で再行動すれば平気じゃないか?」
オ「グラディウスは間接攻撃もできるんですよ!フィーナが死にます!!」
マ「じゃあ必殺の一撃だせばいいじゃないか?」
オ「だから武器が重いから一回しか攻撃できません!!」
マ「わがままだなあ〜そんなこと言うならナバールに変わってもらうよ?」
オ「!!」
マ「でもナバールはうたれ弱いんだよね。守備も低いし…体力も今回上がらなかったしなあ〜。」
オ「…」
マ「オグマが嫌がるから仕方ないかあ〜」
オ「…マルス様…。私が壊れた剣を嫌がるのは攻撃をくらうからではありません!」
マ「?違うのかい?」
オ「闇のオーブに操られているとはいえ、ハーディンは嘗ての仲間。しかも“草原の狼”の異名をとるほどの武人。そのハーディンが壊れた剣で倒されたとなればこれ以上の侮辱はないはずです。」
マ「…」
オ「やつとは正々堂々真っ向から立ち向かいたい。全力で…メリクルソードでやつを倒してこそ…それが仲間としてのつとめだと思います!」
マ「……」
オ「しかし、それではマルス様の命に背くことになるのはわかっています。ハーディンはこのオグマが必ず一撃で倒してみせますので、その後はどんな裁きでもうける所存…この命で償う覚悟はできています。」
マ「………」
オ「マルス様!」
マ「…わかったよ。」
オ「!では…!?」
マ「でも、メディウスとの闘いの前に君という貴重な戦力を失いたくない…だから僕の命に背くことを許してあげるよ」
オ「はっ!ありがとうございます!」


〜回想終わり〜
マ「…てことがあったんだ。」
ク「…(マルス…なんてひどい奴なんだ…!!)
ハ「オ、オグマぁ〜〜(ガシッとオグマに抱きつく)
オ「ハーディン…仲間として当然のことだ…」
ハ「私は貴公と出会えて本当に…」

必殺の一撃!!

ハーディンは力尽きた…

ク、オ「!!!」
マ「あ〜あ。まあオグマに抱きついちゃったら彼が怒るに決まってるじゃないか。」
ナバール(以下ナ)「この泥棒猫め!!気安く俺のオグマに抱きつくなど…命が惜しくないようだな!!」
オ「ナバール…俺とハーディンはそんな仲じゃないから落ち着け!」
ナ「これが落ち着いていられるか!だいたいお前が優しくするから誤解されるんだ!!」
ク「…おい…。あいつ(ハーディン)…死んでないか?」
マ「大丈夫だよ。しかし彼はホントに不幸だなあ〜」

ハーディンは闇のオーブに操られていないのに暗黒皇帝にクラスチェンジしたらしい…。しかしナバールがハーディンを目の敵にしていたため再び悪事をはたらくことはなかったそうな…。

ナ「浮気は絶対に許さんぞ!」
オ「…俺は浮気してないって…(一生尻にしかれるかもな…)」

〜終〜

〜あとがき〜
紋章の謎でハーディンにメリクルソードを使うのをためらったのは私です。(結局使いましたが…)もし壊れた剣でたおせたらこんな話がでるんじゃないかな〜と思い、今回の作品を作ってみました。いかがだったでしょうか?
私の勝手なイメージでマルスがいつもかなり腹黒いですが、彼なら素敵笑顔でひどいこと言いそうです。(マルスファンの方すいません!)
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
ここまで読んで下さりありがとうございました。

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