小説

□聖夜が起こした珍騒動
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〜注意〜
●覚醒に紋章の謎キャラが魔符(配信キャラ)として仲間になっている。
●魔符が本物の人物だったら…
●クロム×ルフレ、マルス×シーダ、オグマ×ナバール(腐向け)
●キャラ崩壊
●死んだはずのキャラが生きてる…
●何か下品な表現が多い…
などの設定です。大丈夫な方だけお読み下さい。

邪竜が滅び、平和になったイーリス…
クロム一家も穏やかな毎日を過ごしていた。
…だが
…騒動は突然起こった…

「メリークリスマス〜〜!!」
「ファウダー…じゃなかった。お義父さん!」
「おじいちゃん!お久しぶりです!」
「お祖父様…その格好は…?」

家族で夕食をとっているときにいきなり現れたファウダー…。その姿は全身赤い服を着た、白ヒゲをはやした奇抜な格好だった。(サンタの格好)

「何の真似なんですか?」
「ルフレ、パパをそんなに睨まないでくれ…」
ルフレはファウダーに冷たい視線をむけた。
はっきりいって“パパ”と呼びたくない…過去の確執とか以前に何か嫌だ…

ルフレがそう思っているのを知る由もないルキナとマーク、幼いルキナは祖父の登場を喜んでいた。

「おじいちゃん、さっきの“メリークリスマス”て何ですか?」
「お祖父様のその服!素敵です!」
「じ〜じ、だっこ〜」
「お〜可愛い孫達!おじいちゃんが良いことを教えてやるぞ!」
クロムとルフレを無視してファウダーは孫達に語り出した…。

「今日はとある異国の偉い人物が生まれた日なのだ。その日をクリスマスと呼び、メリークリスマスとはお祝いの言葉で、クリスマスはその日を愛する者や家族と一緒に過ごしたり、贈り物を交換したりして過ごすのだ。」
「それはすごいですね。僕、そんな風習がある国のこと全く知りませんでした!」
流石天才軍師の父ですね〜というマークの頭をニコニコしながら撫でるファウダー…

こいつ、本当に世界を滅ぼそうとした男と同一人物か…?

「お祖父様はクリスマスをしに来られたのですか?」
「そうだ。…というかお前達にこれを渡しに来たのだ!」
そういうと、ファウダーはどこに隠し持っていたのか、白い大きな袋を取り出した。そしてそこから綺麗に包装された三つの箱を出した。

「まずは大きいルキナに!」
「!!」
ファウダーはルキナに箱の一つを手渡した。
「開けてみなさい」
「…はい」
ルキナが箱をあけると、某海賊で医者のトナカイが描かれた服が出てきた。
「!!素敵です!!お祖父様!!」
ルキナは気に入ったらしく今すぐ着たいと言い出すほどだ。
「ありがとうございます!お祖父様!!」
「ルキナに気に入ってもらえておじいちゃんはうれしいぞ〜」

「つぎはマーク」
「わあ〜何だろう?」
マークが箱を開けると“センター試験対策問題集”という分厚い書物がでてきた。マークが頁をめくると、たくさんの問題がギッシリかかれていた。
「なんだかおもしろそうですね!」
「異国の戦術書だ。私はさっぱりわからないが…マークならわかるだろう!」
「頑張ります!」

マーク…確かにそれは戦術書だが…たたかう相手が違う…

「小さいルキナにはこれだ〜」
「??」
ファウダーが箱をあけてみせると、中から某雷鼠の人形(ピ○チュウ)がでてきた。お腹を押すと「○カチュウ〜」と声がした。
「わあ〜かわいい〜!じ〜じありがとうございます!」
喜ぶ幼いルキナを抱き上げるファウダー。頬が緩んでいる…
もう完全に孫大好きじいちゃんだ…

「まあ驚いたが…ルキナ達がよろこんでるし、よかったじゃないか?」
「…ええ…ですがギャップありすぎじゃないですか…?」
クロムとルフレがファウダーを見る。ファウダーは贈り物をもらい喜ぶルキナ達を笑顔で見つめていた。それは幸せそうな孫と祖父の姿だ。
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