they met exceeding the time
□It was called fate
4ページ/6ページ
――…
「なぁ燈皇…私帰っていいか…?つか帰らせろ…」
半ば放心状態で、奏は呟いた。
現場についた奏の視界に入ったのは、おびただしい数の『整』とそれに気づかず走り回る幕府側とおぼしき人間。(というか整が見えていないらしい)
放心状態になるのも無理はない、そんな情景が目の前に広がっていた。
どんな人でも(死神でも)この状況はいただけない。
確実に魂葬を終えるのは今日の定時を大幅に過ぎることだろう。
「逃げるなよおい!ちゃっかり俺に俺を渡して逃げるな!」
逃亡を図った奏の耳に、燈皇の怒声が響く。
仕方なく、奏は魂葬を始めるのだった。
→
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ