野狐と神様の社
□言霊3
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朝―――。
『んっ…あぁ〜、よく寝たー…
……って、あれ?
こ、こここ…ここは誰?!
私はどこっ?!』
……いや、私はここに居るか。
「翡翠様。
おはようございます!」
そ、空耳?…何で鬼火くん達の声が…?
あぁっ?!
そうだよ、私…トリップしたんだったじゃんか!
『お、おおおおはよぉ…ぅ?』
"おはよう"でどもるとか!
いろいろ乙だな☆私!
「…翡翠様?」
『……うへっ?!』
「百面相されておりましたので、大丈夫かと……」
『あ、あははは〜…大丈夫だよ!』
こうして私はミカゲ社で朝を迎えた。