彼への恋
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私は眠れないでいた。
月の光がベッドを照らす。
昼間の彼のことで頭がいっぱいであった。彼はどこの人なのか。なにをしてる人なのか。貴族のような気はしたけどはっきりとはわからない。あと彼の名前は?
どどんっ!ガタガタガタッ!!
「っ?!」
バルコニーから物音が聞こえた。
「だれ?」
恐る恐るベッドから出て大きな窓へと向かう。カーテンをひくとそこには彼がいた。
「やっ…やぁっ!」
月明かりに照らされた二人はしばらく言葉を失っていた。
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