桜姫大戦妓
□紅桜の君
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正直に言うと、アカデミーの授業は眠い
いや、最初は楽しかった。
忍者の学校なんて始めてだったし・・でも、まだ入学したてだし、基礎とかばっかりでつまらない。
だから・・・
―パカン
「こら!桜坂暁妃!授業中に寝るんじゃない!!」
『・・・む?』
絶賛居眠り中〜←
「む?じゃない!どうしてお前は授業中に寝るんだ」
『・・・眠たいから?』
「バカもの!」
―ゴンッ
「「「「クスクス」」」」
そんな事ばっかりしてるもんだから、今現在ウチは・・クラスで最下位の成績だ。
・・・・“女子”の・・
「お前も馬鹿だな〜何で毎回毎回怒られることばっかしてんだよ」
『ふーん、キバにシカマル・チョウジだってサボってるじゃない』
「何かしげェだろそれ・・;」
「アンアン!」
『何が違うの・・』
「・・・」
『授業、つまんない・・』
「めんどくせーんだろ」
「(笑)」
アカデミーの日常にて
「ナルト・シカマル・キバ・チョウジはどうした・・?」
「さっきから居ませーん」
『(-_-)zzz・・』
「起きんかばか者」
―ポカ
『いてっ』
頭を軽く小突かれて、目を覚ました。
『?』
「暁妃!罰としてシカマル達を探して連れ戻して来い」
『・・・キバたちまたサボり・・?』
「そうだ」
『・・・わかりました』
カタンと席を立って、教室から出た
『さてさて。どこに居るかな〜?』
先生から直々の命令だし、せっかくだからゆっくり探した。
と、言っても大体目星がついてたから直ぐに見つかったんだけどね!
『見っけー♪』
「「「暁妃/アキ!!」」」
ひょっこりと建物の影から顔をだした暁妃に目を見開く三人。
言わずもがな、キバ(+赤丸)・シカマル・チョウジだ・・。
『ん?一人足りない』
「ナルトなら別だぜ?教室出てから見てねーし」
『そうなの?』
「おう」
ふーんと、他人事で応答していたら、視線を感じて暁妃も視線をずらした。
「・・・」
『あ、初めましてだよね。ぼくは秋道チョウジです』
『あ、うん、桜坂暁妃です』
「知ってるよ、いつも寝てるでしょ?」
『寝てるね!』
「話してみたいと思ってたんだ。いつもシカマルがお世話になってるね(ペコ)」
『いえいえ。こちらこそキバがご迷惑を・・』
「母親かっ!!」
「何やってんだよチョウジ・・;」
「何だよアキ!別に迷惑なんてかけてねーし!!」
『はいはい』
「で、暁妃はどうしてここに来たの?」
『イルカ先生に頼まれたんだよ。サボり魔たちを連れ戻してほしいって♪』
「それを居眠り魔に頼むか?普通」
『キバうるさい』
「何でも良いだろ。めんどくせーし・・」
『えー・・』
「今から戻ったって大して変わらねぇって」
『んー・・ま、いっかぁ』
考えるのを放棄して、暁妃はキバの隣にちょこんと腰かけた。
それから、あれやこれやと四人で楽しくお話し、
少ししてから、イルカ先生が探しに来てあえなく捕まり、夕方
居残り&反省文を言い渡されたのは言うまでもなかった。
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