異界の理

□従姉妹×世界
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『『・・・おはよう』』




・・・どうなってるんだろう

目の前には幼女


かく言うわたしも紅葉のようなちっこい手をしていたから・・考えないでおこう。




『・・・まき?』


『そっちはあかり?』


『・・・そーだよっ』




目が覚めたら見知らぬ幼女・・全く容姿が違う、わたしの従姉妹

お互い、背後には卵の殻があると言う事は・・今、卵から生まれたと・・??




『どうちて、こんなことになってんのかなぁ?』


『さぁ。ちらないち・・』




わたし達は、今大学生だったはずだ。

あかり・・藤朱莉は、医療系の大学に。

わたし、雪永麻樹は食品系の大学に通っていた・・。


お互い19歳だ。


それなのに、今はどう見ても3〜4歳にしか見えない




『あたち、あかり』


『ちってる。わたちはまきだよ』


『うん』




・・・考えても埒が明かないので、移動して少し前のことを話し合ってみることにした・・。











『しゃて。まずはしゅがただねー』


『うーん。あかり、まったくちがうよぉ』


『そんなにー?』


『かみ、まっちゃいろだ・・めはまっくろ』


『狽ワきもだよ!かみ、きいろ・・ぷらちなけいで、めはくろ!』


『まじか』


『おおまじ』


『・・・たまご、みためふりょー』


『・・・あたちたち、しゃっきまでなにちてたっけ・・』


『・・・えーが、いってた』


『・・・だよね』


『あれ?・・・かいだんから、おちなかったけ・・』


『おちた』


『あかりがね』


『・・・』


『ばか』


『あほ』


『あんあだけきをつけてって、いったのに』


『もとわといえば、まきがまいごになるからでちょ!』




まぁ、




『『まき/あかりがばか/まぬけなのはちってたけど!て、だれがっ!!』』




きっとお互いで睨み合って、一時停止。

その瞳も次の瞬間には大きく歪んだ・・。




『ふ、ぇえ・・』


『ぅええ・・っく・・』




怖い


恐い


子供になってしまってるからか、感情がコントロール出来ない。




『『うわぁあ〜ん!!』』




大きく、声を張り上げて泣いた











ーーバササッ


『ひゃわっ』


『ぅに?』


『・・とりしゃん、だぁ・・』




ふと気がつけば、周りに沢山の鳥や見たことの無い動物が集まっていた




〈ピチチ〉


〈チュンチュン〉


『ちんぱい、ちてくれてるのぉ?』


『・・・ありやと・・』




あ。

頭垂れた時に、視界に入った・・わたし、髪一房だけ茶色だ。




『まき、まき・・』


『んー・・なぁに?』


『あれ、なにかなぁ』


『あれぇ?』




朱莉に促されてそちらに目を送れば、目に入ったのは一枚の白い紙だった。




『『・・・かみ・・』』




曰く


ハローハロー☆

元気にやってる〜?
君たちが今居るところは異世界!

あ。もう帰れないから☆★
実は、階段から落ちたせいで君たち時空間移動しちゃってね〜(笑)


ごめんちゃい(テへ☆


んで、その世界君たちにはいろいろ危ないから一つプレゼントをあげたから!!
ポケモンに生まれ変わらせちゃったよ♪


詳しく言うとーー・・






『ぴかちゅう・・』


『あたち、いーぶい?』




に、生まれ変わった・・?













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