哀愁の不協和音

□暗殺少女
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カサッ




川の上流


そこで、虐められてるフランを見つけました・・。




「う”ぉおい!!」


「!!」




ビュッ




「うわっ」




ばしゃん




けんを、向けられてる。

フランを見て考えるより先に体が動いた。


手の平に収まる複数のそれを、真っ直ぐにフランにけんを向けるやつらに投げた。




ビュッ!!




「!!」


「!?なんだぁ!!」




金属音と一緒に、弾かれる。

続いて二弾


視線が、こっちを向いた。




ばしゃばしゃ




『フラン、いじめないで』


「子供・・?」


「ガキぃ!?」




、パンパン




「!う”ぉおい!!」




静かにポケットに手を突っ込んでじゅうを“出して”撃った。

不意打ち、だったのに・・それさえも弾かれて、ぎんいろがこちらに向かって走って来た・・・




「スク!相手は子供よ!!」


「わかってらぁ!!」




バッ




両手を後ろに回し、ふた振りの刀を出す。




キィイン!!




「なっ・・にぃ!?」


「(・・・あの刀・・どこから・・!?)」


『・・・ぅ、』




おも、ぃ・・

ギリギリ圧し切られて手がしびれる。


次は、衝撃で刀がふっとばされてしまった・・・




『あっ・・』


「遊びは終わりだぜぇ!?」


『・・・っ』




けんを、向けられて、


咄嗟に・・顔の前で手をクロスにして・・
――――――出した。




「んなぁ!?」


「何!?」




縦横無尽に飛び回るそれに、相手が怯んだすきにフランに向かって走った。


が、直ぐに捕まった




まえがみ、長いひと




ーーギリッ




『、ぅ・・』


「お前好き放題やりすぎだから。
殺すぜ?」




こわい


素直にそう思った。



何時の間に、ぼくがだしたものも消えて居て・・囲まれた。


こわい


でも・・・




「・・・りぃに手を出さないでくれますー?
クソ妖精共」




気が付いた時にはフランの腕の中でした・・。




「・・・幻覚か」




そんなつぶやきも、今は聞こえない。




「何で来たんですかー。
買い物に行ってたはずじゃ」


『おわった、から、来た・・ふらん、いじめられてる?』


「虐めてねぇぞぉ!!」


「いちいちうるさいクソロン毛めー」


「だとぉ!?」




クンクン




「血の臭いがしますねーまた?」


『・・・(コクン』


「ちょっと、良いですか」




そん中に割って入って来たのは、変な頭の人


パイナップル、みたいな・・・




あ。




落ち着いて周りを見渡した。




「・・・りぃ?」


『・・・アホのロン毛隊長・・』




ピシッ




ぎんいろを指さしながら言ったら、空気が固まった気がしました・・・。













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