A

□追憶の彼方
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ビュオッ!!


、バッ



――――ドカン!!




『っく・・!』




ザザザッ



凄いスピードで迫った鎖を避けて、距離を取る。




『どう言う事・・?』




目の前には・・一体の復讐者。




『・・・ふふっ』


「・・・何が可笑しい」


『・・・気分を害したらごめんなさい。
でも・・誇り高き番人が・・闇討ちなんて卑怯な真似をすることが可笑しくて』


「・・・余裕をかましていて良いのか。
ボンゴレ]の雪の守護者よ」


『!』




ブワッと膨れ上がった炎に冷や汗が流れた。


やる気・・だな。

こっちも・・・




『(死ぬ気でやらなきゃ、殺される)ミルク』


「ガゥ!!」


『戦闘形態!!』




ドンッ!!




ひらりと舞う服の袖を掴んで払う。

扇を構えて、目の前の復讐者を睨みつけた・・・




「・・・美しいな。
流石・・初代アリアの子孫・・純白のその姿、雰囲気・・正しく雪」


「・・・御託はいいわ」




気を抜けば死ぬ。

目的はボスウォッチ・・負けられない




『新木瀬菜
―――――――参ります!』







――――――
―――――――――――――



ドォオン!!


バキバキッ





『凍てつく牙(レイス・レイア)!!』




扇の先端に氷で出来た刃を使って地面を突き刺せば、バキバキと音を立てて生えた氷柱が復讐者を貫いた。




どのくらい戦ったのか・・いかんせ必死で感覚がない。

復讐者は強い・・・


でもどこか・・焦ってるように感じた。




『、』




ギィンっ




『、く・・』




飛んできた鎖を弾いて、キッと睨んだ、その時だ。




瀬菜!!


『!!』




焦ったような・・慌てたユーリが戦場に飛び込んできたのは・・。




「復讐者!!」


『っユーリ!』


「・・・戻ったか・・撤退する」


『!!』




フォンッと、あまりにもあっさり引いて行った為に拍子抜けしてきょとんとしてしまった。




「おい瀬菜!大丈夫か!?」


『ん、大丈夫・・・』


「(ホッ)そうか」


『?』




マジかー良かったぜーとブツブツ漏らしながらぐてーっと地面につっぷしたユーリに小さく笑う。




『そんなに心配してくれたの?』


「そりゃ相手があの復讐者だし・・あのガキんちょとまぁ・・約束したし?」


『?・・・(がき・・?)』


「あー、いや気にすんな(笑)」


『・・・わかった。
それよりユーリ・・「ああ」!』


「アルコバレーノ、スカルの代理を受け持ったシモンファミリーは怪我はあるものの全員無事だぜ」


『、そっか・・良かった・・』


「俺、今日アルコバレーノ全員に会ってきた。
その前に・・ミルフィオーレ・・ユニのところで沢田綱吉に会ってな・・はぁ」


『どうしたの?』




お疲れ気味?




「構想に巻き込まれたんだよ(疲)
リボーン・ユニチームVSヴェルデチームのな」




ヴェルデ・・って、




『ツナ達と骸君のっ!?』




・・・そんなバナナ!!←誰?












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