赤き炎の行方
酷い世であった。
争いは絶えず、常に人が死に・・悪意と憎悪が渦を巻き、日々誰かが泣いている世界。
そんな中で、尊敬する師の為・・国の為にと一心不乱に武を振るった。
大平の世を目指して
信頼する部下と、お家と・・師の為に
戦って、いずれは戦場でその命を散らすのだろうと思っていた。
好敵手と戦って
戦って戦って・・散るのだと
嗚呼、何故だろう
何故、こんな終わりになったのだろう・・考えても答えは出ない。
憎んではいない
怒っても居ない
ただ、哀しかったのだ
悲しかったのだ・・・
お館様、佐助
某は、お二人を真底・・大切に想うて居りました。――お許し下され。
そして、命は廻った。
今再び、運命は動き出すのだ――・・
*真田幸村の転生物語です。
♂→♀
行き成り死ねたですがお願いします(>_<)
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