鴆〜ヤクドリ〜



わたしには不思議な力があった。



鳥に変身できた



病気を、取り出せた。



住処は島の外れの家にあり、そこで一人で暮らしてた



噂は尾びれをつけて島中を巡り、何時しかわたしは神と呼ばれた。



祠に住む神が、病気を治してくれると・・。



色の無い世界で、わたしは生きる




そして、わたしはこう呼ばれた。





セイル島の“癒しの神”




と。





満たされ時はない。




誰か、









わたしを、見つけて











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