銀魂長編
□銀魂長編/2
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コツ、コツ、コツ
現在、鬼兵隊船内の廊下には2つの足音が響いている。
一つは、この組織の紅一点。
紅い弾丸として恐れられ、またその反面一目置かれたりもする女銃使い、来島また子のもの。
そしてもう一つは、この組織の医療部隊の一人。
わりと将棋が強いことで恐れられ、またその反面オセロは弱いという武勇伝をもつ医者、楠木正龍のものである。
まだ日も差し出したばかりの早朝の船内を、2人は並んで歩いていた。
何故か。それは…____
「___…何となく、朝デートがしたかったからであr」
パァンッ
*
「…な〜にが朝デートッスか。朝カレーみたいなノリで言うのやめてくれないッスか?」
「だからっていきなり発砲はナシでしょ!」
__お前が気持ち悪いこというからだろ。
面倒なので口には出さないでやった。
…さて、読者の皆さん。今日もはるばるこんなクソ小説読みに有り難うッス。
結構更新止めてたって、管理人がエラく落ち込んでたッスよ。どうもすいません。
あ、ちなみに私は来島また子といいます。
紹介は、さっきこの眼鏡野郎が言った通り……
…って、もう皆さん知ってるッスよね。
こっちの眼鏡のことも、〈自由人〉〈変態〉〈医者〉、この三点セットを覚えておけば問題ないッス。
…で、さっきも言いそびれましたが、私達がどこへ向かっているかなんですが…
さっき、私の部屋を出たところで万済先輩に会ったんスよね。
…もう一人?知らないッスね。
それで、万斉先輩曰わく、“あの方”がこの眼鏡に話があるらしいんス。
…“あの方”は誰か?決まってんじゃないッスか、そんなの。
攘夷志士の中でも極悪テロリストとして恐れられ、
かつてはあの攘夷戦争にも参加し、若くして旧鬼兵隊を率いていた。
我らが代表、______
「___…また子ちゃん、また子ちゃん」
「なんスか、今ちょっといいとこ……」
「いましたよ、___」
_____“晋助さん”
「…!」
___そう。
我らが代表、“高杉 晋助”である。
銀魂長編/2【乗りました。】
_____.