夢回廊
□酒の力
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…夜…
刹那は、仕事が長引き、少し遅れて到着した。
「…………これは…。」
刹那は頭を押さえた。
「刹那ちゃ〜ん、おそいでぇ〜!!」
「…あー…、お待たせしました…。」
飲み会に来ているメンバーは、真島、大吾、峯、柏木だった。
「…なんなんですか…、この絵ヅラは…。」
「あ〜、刹那ぁ…?」
「刹那さん…。」
「……zzzz……。」
大吾と峯は相当酔っているようで、柏木はすでに寝ていた。
「平気なのは真島さんだけですか…。一体どんな風に飲んだら二時間程度でここまで酔わせられるんですか…。」
「あぁ〜ん?ふっつーに飲んどっただけやでぇ?」
真島はケラケラと笑いながら言う。
「刹那っ!!」
「だ、大吾?」
刹那が座った瞬間、大吾が抱きついてきた。
「どうしたんです?」
「刹那は、刹那は…、俺のものだよな?」