夢回廊
□出会いの連鎖
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そして、一番刹那にとって厄介なのは…、
「よぉ〜、刹那ちゃ〜ん。」
この男、真島吾郎である。
「何ですかぶっ飛ばしますよ。」
「えぇえ〜…、何でやぁ。」
刹那は、どうもこの男が苦手である。
いつでも喧嘩腰だし、変人だし、何より…
「刹那ちゃん、大吾ちゃんとはうまく行っとるか?」
堂島との噂を流した張本人なのである。
「っ…!天・誅!!!」
刹那は、真島のすねにスタッズ付きのブーツで思いっきり蹴りを入れた。
「いっだぁあああ!?何すんねん!!」
「真島さんのせいで変な噂が大々的に広まっているんですよ。…どうしてくれるんです?」
真島は涙目でこちらを見る。