夢回廊


□酒の力
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大吾の発言に刹那が目を丸くする。




「…はい?」




「…ん…、大吾さんなんかやめて、私にしておいて下さいよ…。絶対に幸せにしますから。」




反対側に峯が抱きついてくる。




「……えぇっ、と?」




刹那は、訳のわからないまま、二人を見た。




「刹那ちゃ〜ん、相変わらずモテモテやなぁ〜。」




「…茶化さないで下さい。ていうかもう死んでください。」




「ひどっ!!」




真島は部屋の隅でのの字を書き始めた。




「あの、……二人とも?一体何の話をしているんです?」





ぎゅうっとしがみつくように抱きついてくる二人の頭をポンポンと優しく撫でた。





「うー……、刹那ぁ……。」





「刹那さん……。」





二人は心地良さそうに頭を摺り寄せた。
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