□【露米】カップルシート【全年齢】
3ページ/3ページ

映画館の露米、おまけ
※性的な表現があるよ!閲覧は自己責任でお願いします!

「アメリカくん、もうこんなになってる」
「っく・・」
ロシアが舌で輪郭をなぞると、アメリカの中心はビクリと震えた。
「どうしてぼくに触られてこんな風になるの?」
アメリカは、それよりもどうしてこんなことをするのかと聞きたかった。
だが、いつ誰に気付かれるか分からない映画館の中では、それも叶わない。
ロシアはアメリカの下着から硬直した性器を取り出した。
アメリカは首を振ってやめるように訴えるが、ロシアには届かない。
ロシアは前の座席との隙間にしゃがみ、横に向いてアメリカの先端を咥えた。
アメリカは声を出さないように自分の手袋を噛んだが、その姿は逆にロシアを駆り立てた。
「アメリカくん、気持ちいの?」
耳元で聞こえるロシアの声は、うつむくばかりのアメリカの下半身にも響く。
「やめ・・」
アメリカが囁くと同時にロシアは性器を強く吸った。
アメリカはロシアの髪を掴み、自分の腰から顔を引き離そうとしたが、少しの力ではびくともしない。
「アメリカくん、ぼくにこうされたかったんでしょ?」
よかったね、と耳元でつぶやくロシアにアメリカは、目に涙を浮かべた。
―ロシアはほんとうに俺を嫌がらせたいだけだったんだ。
ロシアはアメリカに添えていた手の甲に冷たい雫の感触を覚え、作業を中断した。
見ると、アメリカが泣いている。
スクリーンを見ても、銃声が聞こえる場面で決して泣けるシーンだとは思えない。
その表情を見ても、ロシアの加虐心がそそられるだけだった。
「ごめんね。もうちょっと我慢して」
ロシアは小声でそう言って、アメリカの頭を撫でた。
「ぼく、我慢できないよ。アメリカくんが可愛くて仕方ないから」
アメリカは、いきなりロシアの頭を掴んで自分の腰に引き寄せた。
ロシアが驚いてアメリカの方を見ると、アメリカは無表情でロシアの口に自分の性器を押し込んだ。
「噛んだりしたら後で犯すぞ」
ロシアが逃げようとしても、遅かった。
―そっか。アメリカくん、「チート」だった。
どんなに力を込めて抵抗しても、アメリカの手は振りほどくことができない。
ロシアはぼんやりとアメリカの肌を見つめながら、されるがままになっていた。
エンドロールが流れ始める。
射精して我に返ったアメリカは、無言で精液を飲み込んだロシアを見てうろたえた。
「どうして飲んだんだい」
「アメリカくんの味、知りたかったから。おいしかったよ」
「おいしいわけないじゃないか」
「久しぶりに君の必死な顔が見られて嬉しかったんだ」
ロシアは事も無げに微笑んだ。
「今でもまだぼくのこと欲しがってくれるんだなって思った」
「べつに君が欲しいわけじゃ・・」
うつむくアメリカを、ロシアはまっすぐ見据えた。
「ぼくはずっと君が欲しいよ、アメリカくん」
「な・・何だって!?」
アメリカの声は、場内にこだました。

「お客様、館内ではお静かにお願いします」
「人、居たんだ」「人、居たのかい!」

END.
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ