〜我が暁帝国は永遠なり〜

□第08話 急激な発展
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第08話 急激な発展
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「ようし、構築術式や電気系統等も異常はないな」
 皇帝は最終確認をする。
 国攻めを成功させ城を手に入れて一年が過ぎ、皇帝は城を拠点として改良、開発等を繰返した。そして今やっているのは擬似的な空間投影模型図を作り出すディスプレイと空間投影平面型のモニターの最終確認だ。
「空間投影模型図『ディスプレイ』起動並びに、空間投影平面型『モニター』起動」
 声音認識する装置を開発したので皇帝の声に応じディスプレイとモニターが投影される。
 ディスプレイには機械兵士各型の立体設計図。モニターには偵察型に周辺を調査させて製作した地図が表示された。
「見易さは……よし。次にキーボード入力をする表示しろ」
 それに応え、皇帝の手元にモニターに似た空間投影平面型のキーボードが出現する。
「うむ、反応も良いな。モニターの切り替え、指触反応も良好だな。成功だ」
 鼻唄を歌いながら喜ぶ。一年は長く感じたがその分開発などに打ち込んで最高な物が出来たと上機嫌だった。

 この一年は機械兵士の生産面もかなり良くなった。生産効率面も上げた機械兵士二式も城外で工場を作り、半日で一機から二機は作れるようになった。それから次期量産型に汎用型を考えている。武装や装備を変更することで汎用性を高めるといったものだ。それからある程度土地が広くなったら一定距離ごとに基地を築き、局地型を生産するのも今から考えている。
 機械兵士護衛型の二式では親衛型として見直し、皇帝を守護するというので他との違いを明白にするため装飾を着けようと計画している。

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