〜戦乙女達と転生者達〜

□第04話 龍燕VS才深
1ページ/1ページ

_______________
第04話 龍燕VS才深
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 少し休憩をはさみ、第三試合が始まった。龍燕と才深のどちらか勝った方がクラス代表と言うことになる。また龍燕は先の試合では纏わずに勝ってしまったが、それでも勝ちと見なされた。
『では最終試合を始めます。才深さん、龍燕さん。両者は位置に着いてください』
 放送に従って、両者は飛び立つ。
「よろしくお願いしますです。灼煉院龍燕さん。できればあなたの『神能』を使った戦いを見てみたかったんですがね」
「こちらこそよろしく。さすがに二度目はないと思う。でも、それでも出せる本気を出すつもりだから、がっかりせずに来てくれよ」
「それはもう……私のターゲットは二番目の方に切り替えました」
 そしてカウントが始まり、両者は地上でお互い武器を手にして構える。龍燕は武装兵装を纏い、小太刀を両腰の小太刀を引き抜く。才深は両手にビームハンドガンだ。
『始め!』
「行きます!」
 才深は左に構えたビームハンドガンを撃ちながら背部と脚部の噴出甲から金色の粒子を噴かして急接近する。龍燕はその場からは動かず、ビームを斬り裂いていく。そして才深はビームハンドガンについているダガー型のビーム刃を出して斬り込む。
「ほう。面白い作りだな」
「どうもです。けどまだですよ」
 つばぜり合い中、才深は刃の角度を変えてハンドガンの射線に龍燕を捉えて撃つ。
「ほう」
 ビームは龍燕の武装兵装の肩に着弾するが傷一つ付かずに弾かれた。
「凄いですね。装甲の表面に複数何かあるですね」
 才深は後ろへ跳ねると空に上がり、龍燕を見下ろす。
「まぁ色々と、確かある。俺はこう言ったのはあまり詳しくない」
「そうですか。ならどのくらいの威力があれば破損するか見るですよ!」
 才深の手からハンドガンが粒子となって消えた。それから新たに、手元や身体中に粒子が覆い、それがスナイパーライフルと機体のあちこちに追加パーツに変わった。
「さぁガンガン行くですよ!」
 追加パーツの正面側の装甲がパカリと開き、そこにぎっしりと弾頭が顔を出した。そしてバシュバシュと次々に弾頭は射出された。
「結構な数だな。ん?」
 龍燕が見上げていると、弾頭の腹の装甲が全体的に開き、さらにそこから小型の弾頭が飛び出してきた。
「一つ一つが高性能ですよ?ちなみに作るのは結構大変でした」
 数千近くある小型弾頭が龍燕の真上から降り注ぐ。
「凄いな。でもな」
 小太刀二刀を再び構える。
「はあぁぁっ!」
 地を蹴って龍燕は小型弾頭の雨に正面から突っ込み切り刻んでいく。
「えっ正面からですか?ならこれならどうですか」
 才深は二種類のビットを周囲に展開させる。
「GNライフルビットとGNシールドビットです!」
 ライフルビットは龍燕周囲の小型弾頭に射ち、爆発させていく。
「まだまだ」
 龍燕は爆発の中を駆け、宙に上がり、才深へ近づく。
「百(ヒャク)・烈火閃(レッカセン)!」


_______________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ