main(銀土)

□In water
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「おーおーこんなに暑いのに相変わらずお宅の隊服は黒なのねー」

「こっちだって着たくて着てるわけじゃねえんだよ、それより…てめえこそそのうざったい髪の色どうにかなんねえのかよ」


「この髪の色は銀さんのトレードマークなんですー髪の毛まで黒な人に文句言われたかねーよ」


「…そうかい、んじゃな」


今日はただでさえじめじめしてイラついてるんだ、こんな奴に絡まれてたまるか

そう思い早々とその場を立ち去ろうとする土方とは反対に
「なにー?つれないなーこんな蒸し暑い日は恋人に冷たいものの一つでもご馳走してくれないわけ?」
と、土方の気持ちはよそに近くのファミレスを顎で指し今日もたかっている銀時は何時ものように土方に絡んできた

「あちーならてめえも真っ直ぐ帰れよ」

本日二度目の溜息をつきながら、なんでこんな奴が恋人なのだろうと少々呆れた土方だったが

「なーーーあちーーよーーなんならちょっくら涼みに河原いこーぜ」などとめげずに誘ってくる銀時に結局は折れ、一服ついでに巡回ルートとは少し外れた河原に寄り道をすることになったのだった
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