02/15の日記

23:18
日記カミュSS@
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どうしても何かしたくて以下書きました。
名前変換ナシですが、明日も多分続きます。。。
LINEに独り言のように書いた文章ですので、時間に余裕がございましたら、どぞ!

【氷のたからもの】2022カミュSS

間に合わないかも…

私は長蛇の列のひとりに加わっていた。
世間一般の恋人達の真似事をしてみたかったのもあるが、彼が此処のチョコレートには目がないのだ。
そして今は2月。
寒い中で待たされ凍えそうな中、中々進まない列に痺れを切らしそうになっている。

「早く決めてさっさと店から出てきなさいよ!カミュとの約束の時間に遅れるじゃない!」

私は呪詛のように心の中で呟いていた。
ホント寒い、行ったことがないけどシベリアより?寒い。
カミュが此処に居てくれて一緒に並んでくれたら、こんな呪詛も吐かないのに。
まぁ、彼とは別場所で待ち合わせしているから居る訳もなくて。
そんな事を考えいたら、前からカミュに似た人影が歩いてくるような錯覚を覚えた。
寒さで幻覚を見るには早すぎるし、此処に居るはずもないのに。
しかし彼は錯覚ではなく現実に現れた。

「大丈夫か?」
「カミュ、どうしたの?なんで此処にいるの?」
「バレンタインの真似事がしたくなってな。待ち合わせまで時間があるから来てみたら貴女が居たという訳だ」
「は?」
「一緒に並ぼうか」

そう言って寒さに凍えた私の手をにぎってくれた。

次回に続く

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